父親の威厳を保つことと、ファッションの関係!

2008.06.04

ライフ・ソーシャル

父親の威厳を保つことと、ファッションの関係!

唐澤 理恵
株式会社パーソナルデザイン 代表取締役

今年も6月15日が父の日です!それに先立ち、6月3日グランドプリンスホテル高輪で第27回目を迎えるイエローリボン賞【ベスト・ファーザー】の発表授与式が行われました。日本メンズファッション協会の主催で、今一番輝いている各界のステキな父親像を選抜するイベント。これにより父親が見た目も内面もステキに輝き、威厳を保つことができる?! それを願ってやまない私です。

Best Father of the year 2008 Yellow Ribbon Award

6月3日、グランドプリンスホテル高輪でその授賞式が開催されました。

見た目も内面もステキな父親像としてふさわしい人を選ぶ賞です。PDSでも賞品を提供したこともあり、出席することに!

第27回目を迎える今年は、下記の方々が賞に輝きました。

政治部門 ー 伊藤 喜平さん (長野県下条村村長)

経済部門 - 清野 智さん (東野本旅客鉄道㈱代表取締役社長)

学術・文化部門 - 石田 衣良 (作家)

芸能部門 - 仲村 トオル (俳優)

スポーツ部門 - 山本 博 (ロサンゼルスオリンピックアーチェリー銅メダリスト・アテネオリンピック銀メダリスト)

それぞれ、厳選に選ばれた方々だけあってさすがにファッションもスピーチもすばらしい!

その中でも、伊藤喜平さんは昔ながらの親父像を掲げ、父親と子供との間が少し近すぎることによる威厳の低下があり、ある程度の距離を置くことが重要であるのでは・・・と問いかけていました。

うん、これも一理ある。

それこそ、昔はスキのないファッションやいでたちが子供との間に、ある距離を創っていたとも言えます。ほどよい距離によって威厳が保たれていたのかもしれません。

そして、それとは対照的に、石田衣良さんの意見も面白かった。彼はほとんどパソコンの前で書を書いていることが多く、ほとんど子供と遊んであげることなんてないといいます。

彼の子供は、クラスのあるグループでハワイに行ったことがないのは自分だけだといい、石田氏が父親であることを不幸だというのだそうです。

今回の賞を取った事を早速自宅に帰り、この最悪な父親がベスト・ファーザー賞に選出されたことを子供に報告し、こんなに勘違いしている大人が世の中にたくさんいることを伝え、その勘違いが面白いのだと伝えたいとおっしゃっていたことが印象的でした。

そして彼が主張していたことは、もっと大人たちがファッションも含め、自分自身が楽しむことが重要ではないかと・・・。

子供達はそんな大人を見て、

「あ~、大人って格好いいし、楽しそうだ。早く大人になりたい!」

そう言わしめれば、いいのだと・・・。

思わず頷いてしまいました。

まずは、自分達が楽しむこと!

特に男性の方々は一生懸命仕事をしてきたのだから、少し息抜き!

ファッションもそうですが、遊びも思い切りやる!

そんな見た目も内面もステキに輝いている父親に子供達は尊敬の念を感じ、いざというときの一言が効果的になるのではないかと思います。

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唐澤 理恵

株式会社パーソナルデザイン 代表取締役

「自分らしさをデザインする。」をコンセプトに、独自のパーソナルアイデンティティ分析を基に業界・業種・役職に合った「自分らしさ」をスタイリスト、ヘアデザイナー、ボイストレーナー、演出家ほか各種スペシャリストとともに演出をサポートしています。ビジネスパーソンのためのパーソナルプロデューサー、が肩書きです。

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