私事で恐縮ですが、私の事務所に本心では置きたいが、 絶対に置かないことにしようと固く心に決めているのが、 「オフィスグリコ」(富山の置き薬的お菓子販売システム) です。
また、「単品管理」も捨てました。
単品情報の入力の手間をかけていると
採算が合わないことがわかったからでした。
また、そもそも「単品管理」をする必要性も
低かったのです。
というのも、単品管理の主たる目的は、
売れ筋・死に筋
を把握して在庫の適正化を図ることですが、
お菓子は飽きられやすい商品であるため、単純に、
売れ筋・死に筋という判断はできないからです。
そこで、オフィスグリコでは年間52週分の商品配置計画を
作成し、3回の巡回訪問(商品補充と代金回収のため)で
すべての商品が入れ替わるようにしています。
ただ、単品管理をせず、在庫と販売の効率を最大化を
目指しつつ、商品を頻繁に入れ替えるという「方程式」を
解くのは相当の難題だったようです。
実際、この方程式を解くために発見した一定の「法則」に
ついては、特許申請も行っているそうです。
オフィスグリコでは、上記以外にも、
捨てるべきものはいさぎよくどんどん捨てていきました。
「この事業は一筋縄では行かない」
とわかっていたからこそ、同事業を担当された方々は
とことん頭を絞り、試行錯誤を通じて
「必勝パターン」
を生み出していったのでしょうね。
オフィスグリコのような地に足についた仕事のやり方が、
私は本当に大好きです。
でも、ごめんなさい、
オフィスグリコは、置きたいけれど置けないの。
体重があと10キロ減らせたら考えてもいいんですけど。(笑)
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2008.12.03
2012.08.08
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー
これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。