2008.05.19
「格差は存在する」と子ども達に伝える教育も必要だ(後)
寺西 隆行
(株)Z会
格差はひどい、の大合唱。 「こんな格差があっていいものでしょうか?」 ごめんなさい、マスコミで流れる安易なこのような投げかけには完全に閉口する自分がいます。 まずは自分でどうにかなるところからどうにかしませんか?(後編)
◆本投稿記事は、毎日更新中のブログ
http://www.zkaiblog.com/histaff/
の話題を元に、本サイトの読者層に合わせた形で修正しております。
このシリーズ記事の前中編を書き綴る気になったキッカケは、前編にありますように、友人の藤沢あゆみさんの日記によるものです。
前編:http://www.insightnow.jp/article/1370
中編:http://www.insightnow.jp/article/1374
繰り返しますが
「環境そのものは諦めるが、自分の人生は諦めずに楽しめる感性をできるだけ早いうちに身につけること。」
これはとっても、とっても、大事なことだと思います。人間にとって。
そしてまた、大人は子ども達に、これが大事だと気づかせる責務もあります。間違いなく。
その藤沢あゆみさんの日記に感化され、さらに気持ちの入った日記を書かれた方がいらっしゃいました。
泉忠司さん。彼もまた、友人です。
泉忠司公式ホームページ:http://www.izumi-tadashi.net/
Z会からも『英単語4000 受験英語からのTOEFL test』という書籍発行にご協力を頂きました。
最近ではケータイ小説作家として、『フォーカス~キミと見る世界~』 や『ラブ&ハッスル』 の執筆活動にも勤しみつつ、大学でべらぼうなコマ数を教えている現役の大学講師でもあります。
『フォーカス~キミと見る世界~』
http://de-view.net/index.php?LU=taipei
『ラブ&ハッスル』
http://de-view.net/book/pb_author.php?aid=32
彼の日記を紹介します(ご本人の許諾を得ています)。
注)太字の部分は僕が強調しました。
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(前略)
格差って当たり前じゃありません?人間って一人ひとり違うもの。同じ人間がひとりもいない以上、広い意味での“格差”は当然生じるものです。
R25の記事では主に、経済格差が子どもの格差につながり、特に、教育費が問題と取り上げています。もちろん、日本は教育にもっとお金をかけるべきという主張は完全に同感。教育なくして未来はありません。
でもね、格差を力に変えること、マイナスをいかにプラスに考えるかが重要なだけなんですよね。物事にはすべて表裏がある。優しいは優柔不断。決断力があるは自己チュー。同じ要素をどのように捉えるかだけ。格差があってかわいそう…なんて、子どもたちを甘やかそうとする社会にこそ問題があるのです。そう。
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「格差は存在する」と子ども達に伝える教育も必要だ
2008.05.19
2008.05.18
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