「目標は立ててある」「今日やるべきタスクも明確」「今日一日タスクもすべて行った」 ところが、目標に向かって近づいている感覚もなければ、仕事でお客さんや会社に貢献している実感もない。 こうした状態、多くの人が感じていることではないでしょうか。 やるべきタスクはどんどん入ってきますし、こまかい作業ややっておくべきことも多岐にわたります。すべてのタスクの目的をまともに考えていたら、実行どころではなく、まさに、「計画倒れ」になってしまうことになりかねません。
タスクを実行するということは、なんらかの結果を得るために行うわけですから、タスクを計画する際に、少し先の「結果」まで想定しておくことが重要です。
毎朝(または前日の夜)、ToDoリストを書くときに「タスクの実行後の結果」まで設定することをルールにします。4段階ではなく、1段階だけ先を見る習慣です。
例えば、「○○の資料作成」とタスクに計画したら、「→〇〇部長の承認をもらい、イベントを一段階進める」と結果目標も記載します。「〇〇のテーマ案を作成」であれば「→12月の実施を確定させる」など、目標よりも小さなゴールになりますが、結果イメージまで記入します。
「これをやったら、次にどうなるか?」という直近の出口までセットで設定する習慣をつけると、自然とタスクの目的(意味)がブレなくなります。そうすることで、その状態は、大きな目標や目的に合ったものかどうか、すぐにわかりますし、行ったタスクにも意味が出てきます。
毎月、毎週のマイルストーンを設定する
ここまでくると、もうお気づきの方もいると思いますが、目標やビジョン・目的に対して、毎月、毎週に、マイルストーンとなる状態をあらかじめ設定しておくことがとても有効だということです。
タスクの先を考えるのではなく、逆に、その結果目標を月初や週初めに作成しておくことで、その小さな結果目標に対してタスクを計画するわけです。
目標達成、ビジョン実現には、さまざまな方法、道があると思いますので、限定することなく、「○○か△△」など、複数のマイルストーンでも良いかもしれません。
最初は、毎週のマイルストーンの設定は手間のかかることかもしれませんが、仕事の中でも、重要ではずすことのできないことだけでも、設定しておけば、1本の電話連絡やメール、Excelの作業まで、明確なつながりが見えてくるでしょう。
バックキャストかフォアキャストか
到達したい目標からブレイクダウンする方法を「バックキャスト」、現在これをやるからこうなりたいというのが「フォアキャスト」ということになりますが、このアプローチは、仕事のスタイルに合わせれば良いと思います。
バックキャストのほうが、最初の目標には結びつきやすくなりますが、フォアキャストには、可能性が広がるかもしれないという楽しさがあります。ちょっとした変化を見逃さず、大胆に計画を変更するようなダイナミックさもあり、どちららかといえば、現代向きと言えるのかもしれません。
大切なことは、実行後の想定とタスク実行のクオリティが結びついているかどうかということです。タスクを実行するということは、現状を打破し、新しいところに進むということです。実行後のアウトプットのクオリティが最も大切であることは言うまでもありません。
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2009.10.27
2010.03.20