近年の原材料市況の高騰など、企業の購買部門はコスト上昇の対応に追いまくられております。 このような環境下、バイヤーの果たすべき役割も変わってきています。
このように、資源リサイクルには多大なコストが
特に収集・分別作業にかかっており、
事業として成り立っている領域はまだまだ少ないのが実態です。
つまり、日経新聞で取り上げられた事例が
必ずしもコスト削減につながっているとは考えにくいのが実態です。
ただ少なくとも以前のような「環境対策=高コスト」という意識から
「無駄の排除=コスト削減」に企業も社会も
変わりつつあることは間違いありません。
このような環境下、調達・購買部門は何をやっていけば良いでしょうか?
少なくとも今までの活動の延長である
「指定されたものを安く買う」
という機能だけではその役割を果たせないでしょう。
自社やサプライヤのコスト構造全体を俯瞰し、
なお且つ企業活動の無駄を排除していくための視点や活動が
欠かせなくなっていくと思います。
「それは環境部門の仕事・・」からスタートするのではなく、
コストや物の価値を見極めるプロとして、
現在の厳しい環境を打開するためにも
発想を転換する必要があるのではないでしょうか?
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2009.02.10
2015.01.26
調達購買コンサルタント
調達購買改革コンサルタント。 自身も自動車会社、外資系金融機関の調達・購買を経験し、複数のコンサルティング会社を経由しており、購買実務経験のあるプロフェッショナルです。