公務員の不祥事、相変わらず「おいおい」と思うものが出てきますね…。 深夜2時3時まで働いている、それも決してラクしているわけではなく「帰りたくても帰れない」若手キャリア官僚が沢山いることを存じ上げていますので、画一的な公務員パッシングは大嫌いな僕ですが、民間企業人の感覚からは考えられないことをしでかしている公務員がほんの一部いて、そんな人がやらかす不祥事が記事になります。
また、こうも思います。
こういう事件があっても、そのことを「許せない!」と思う空気が蔓延するのではなく、「あーかわいそうな人だな…」と思う人が多い社会の方が、幸せな社会では、と。
ほとんど勉強していないのにいい点数を取るあいつは要領がよくて“ずるい”
自分より働いていないのになぜか給料がいいあいつは“ずるい”
家庭が裕福なあいつはお金に困ることなくて“ずるい”
イケてないっ。こんな感覚。
“ずるい”って気持ちは、恐らく自分自身を不幸せの方に導きます。
そんな人が多い社会は、さらに不幸せになります。
不幸せになった社会が、また別の不幸せの分子を生みます。
教育の世界に生きる僕としては、“ずるい”と思う感覚を最初から排除する、というようなものでもなく…
まず、子どもたちに自由に“ずるい”という感覚を芽生えさせ、次の段階で
「えーっ、どこがずるいの?別にいいじゃん、僕あんなことやると不幸だもん」
そんなメッセージを少しずつ伝え、無意識に「ずるいこと」ができない子どもたちに溢れた社会になることを願いつつ、できることはやりたいと思っています。
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