いつまでも儲からない会社だと思うなよ

2008.04.26

経営・マネジメント

いつまでも儲からない会社だと思うなよ

山口 智朗

いつまでもデブと思うなよ という本が売れてますね。 私も読んでみました。 概要をお話しすると 著者は「作家」という部類に属していると 見られていると思っていたがじつは「作家」 と見られる前に「デブ」という部類に属して いると見られていることに気がついた。

それにショックを受けた。
しかしダイエットはしたくない。

じゃあ、まずはどれだけ食べているのか
詳細に調査しようと思い
口に入れたものを全て記録することにした。
毎日書いているうちに、自分の食べている
傾向がわかってきた。

また食べることに集中して考えていると
欲求で食べているときと欲望で食べている
ときとがあることがわかった。

書くのがめんどくさくて食べなくなることもあった。
むげに食べていることに気がつき食べるのをやめよう
と思ったこともあった。

とかの経緯を踏まえて、1年で約50kgのダイエット
に成功したとのこと。

ダイエットの話ですが、この手法自体は企業でも
使えますよね。

企業ではどう使うか?

この本を読んで私がコンサルティングで実践した企業事例
をご紹介します。

1.営業組織の日々の活動記録付け
  └営業時間と非営業時間に分けて日報を書いていた
    だきました。

2.鉄の熱処理屋さんでの炉への1日での投入回数、
  投入量、投入パターンの記録
  └炉ごとに1回あたりの投入量を把握しておき
   どの程度の稼働率なのかを掴んでいきます。

1の会社様では、営業マンが営業時間よりも営業事
務をやっていることが長いことが判
りました。では他の人がそれをできないか?
できないところもあればできるところもある。
できるところをルーチン化して営業事務スタッフに
任せることとなりました。

一方営業事務スタッフはは何をしていたかというと
ある特定の業務を8割の時間をかけてやっていること
がわかりました。ではそれは改善できないかというと
非常に簡単に改善できることがわかりました。
営業事務スタッフの業務を効率化させ、営業マンがやっ
ていた営業事務を営業事務スタッフがやれるようにす
ることになりました。

次の課題はマーケティングです。ここはこれからです。
楽しみです。

2の会社様では、先日打ち合わせしたところですが
仮説では最大投入量の半分以下である可能性が高い
ということが判っています。ではもっと効率を上げれ
ないか?今までそんなことを考えずにやっていただけ
なので見えればやれます。

1年後にはどちらも「儲かる会社」になっていること
でしょう。

どんなことを記録すれば「儲かる会社」に繋がるか
ぜひ考えてみてください。

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