よく言われることですが、小さな成功体験を積み重ねるのはとても良いことだと思います。どんなに小さなタスクでも、必ず手帳に書いて、「実行(達成)したらチェックを入れる」ことを繰り返せば、達成感を得て、次のタスクへのやる気も出てくるはずです。
たとえば、「15時から16時、これまでにやっていなかったことで、できることはないか?」
と考えてみたらいかがでしょうか。1時間が重たければ、30分でもいいでしょう。
「新しいサービスについて考えてみる」「マネジメントについて勉強する」これまで、やりたいと思っていたができていないことは、誰でも持っているはずです。
ただしこれも、大きすぎるテーマは実行の壁が高くなりますので、できる限り小さなタスクにして計画してみましょう。
「30分の無駄」を見つける
時間管理のノウハウを紹介したものの中によくあるのが、「無駄な時間を徹底的に排除する」というものがあります。
その通りではあるのですが、実際にやっているときは無駄だと考えていませんので、無駄を排除しろと言われても、なかなかできることではありません。
1日の終わりや翌日の朝、30分でかまわないので、どこかに改善できそうな時間がなかったかどうかを検証してみましょう。そのためには、克明に記載しておくことが必要になりますので、まず、1日その日の行動を30分単位(できれば15分単位)で、記録してみましょう。
ただし、無駄だと思えることは、ほとんどが外から起こることです。たとえば、上司からの突然の資料の修正指示や会議への参加要請など、従わざるをえないことが大半です。つまり、その時点(起こった時点)では、すでにコントロールすることはできません。そうした外から来る、自分では無駄だと思っていることを防ぐためには、原因となることをつきとめ、対策をとる必要があります。
「修正をしなくて良い資料はどうすれば作れるか」を考え、次の機会には、そのタスクを計画しましょう。
最初に重要な2割に手をつける
80:20の法則として有名な「パレートの法則」があります。仕事に置き換えれば、仕事の成果の8割は、使った時間の2割から生まれると考えられます。これは小さなことではないかもしれませんが、2割の活動を「重要な少ないタスク」と捉えれば、「小さなこと」と言えるかもしれません。
ですから、最初に重要な部分に手をつけ、重要な2割を先につくりあげておくことがポイントです。そうすれば、最悪の事態となり、残りの2割に手をつけることができなくなったとしても、8割完成していますので、大きな問題にはなりにくいでしょう。
残りの2割は分かりやすいため、先に手をつけてしまいがちです。結果的に時間ばかりかかってしまい、重要なことができていないということになってしまいますので、注意が必要です。
「小さなタスクから始めて実行する」明日から始めてみてはいかがでしょうか。
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