近代的な調達購買にとって、3つのマネジメントの連携は非常に重要です。 3つのマネジメントとは、1.カテゴリーマネジメント、2.ユーザーマネジメント、3.サプライヤマネジメントの3つです。
こういった3つのマネジメントの連携で、カテゴリー戦略の実現につなげていくことが求められているのです。
昨今では、サプライチェーン全体での競争力強化のために、従来のQCD最適化だけでなく、CSRや紛争鉱物関連、人権DD、SCOPE3でのカーボンニュートラルの実現、その他の化学物質調査、サステナビリティの確保など、サプライチェーン全体での情報収集、管理、統制などが求められており、従来のような、サプライヤを評価して、格付けしていくようなサプライヤマネジメントから、サプライヤ全般のマネジメントの重要性が増してきています。
そういう意味では、事業環境や社会環境の変化で3つのマネジメントの中でもサプライヤマネジメントの重要性が、より高まっていると言えるでしょう。
メルマガでも発信してきましたが、サプライヤマネジメントは、戦略的なサプライヤマネジメントが求められ始めています。特にこの点については、従来の延長線上の施策や手法では限界があり、新たな手法が求められているでしょう。次回はこのような一歩先を行くサプライヤマネジメントのあるべき姿について今後の動向を含めて述べていきます。
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2009.02.10
2015.01.26
調達購買コンサルタント
調達購買改革コンサルタント。 自身も自動車会社、外資系金融機関の調達・購買を経験し、複数のコンサルティング会社を経由しており、購買実務経験のあるプロフェッショナルです。