いわゆる「コロナ」騒動はもはや長くなりすぎている感がありますが、ネット上では「某国の生物兵器だ!」という都市伝説じみたお話があります。もし、生物兵器だとすると、どういうことになるんだろうと妄想してみました。
このあたりの独立運動を支援しながら、人権に対する罪を中国が犯している、という国際世論を徐々に形成していきます。ユーチューブでも、ウイグルコンテンツがやたらと増え始めました。
当然、香港やら台湾やらもうまくつかっていくでしょう。香港の人権活動家はことごとく逮捕、投獄されていますからね。最近はWHOに台湾を招こうという動きも活発化しつつあるようです。
そして3つ目として、オーストラリアやイタリアなど、かつて中国共産党の一帯一路に協力的だった国と中国共産党を離反させていきます。現状、オーストラリアはかなりの対中強硬路線をとっています。
で、日本でも、最近はテレビでも、「中国共産党が人権弾圧をしている!」ということを西側諸国が言っている!、という話がよく出るようになりました。
おまけに、韓国にまで、中国との関係を悪化させる工作が入ります。キムチの発祥は中国なのか、韓国なのかとか、どうでもいいことに始まり、歴史認識問題でドラマにケチをつけるなどもあり、中韓関係まで悪化していきます。
4つ目にバリューチェーンからの中国外しが加速する。世界の企業と中国国内企業との分断ですね。これはファーウェイをはじめとしてハイテク機器の企業、半導体企業で行われてきているわけですが、ウイグル問題ともからんで、新疆綿の問題が出てきて、衣類のサプライチェーンからウイグルが外されるでしょうね。日本企業だと、ユニクロ、アシックス、無印あたりはどうするんでしょうね。徐々に踏み絵を踏まされる状況になります。
中国ネット民の言葉やら、刺激的な外交官も含めて、すごい剣幕で批判されますけどね・・・。こんなやり方は逆効果じゃないかと私は思うわけです。
ただね、これは中国共産党がいろいろケチをつけていて、中国共産党が自分からやっているように見えるところが陰謀としては秀逸ですよね。
中国共産党内部で中国共産党の四分五烈に協力している連中がいるとしか思えないような言動を共産党自らが取り始める。そういうのはもう、陰謀工作の末期なんじゃないかと思うわけです。
つまり、最終的には中国共産党内部も踊らされて、自ら自分の身を四分五烈に引き裂く工作を行わされている状況になってしまう。
日本国内の反中感情がほどよく高まったあたりで、「コロナは中国の生物兵器で、それは戦争を仕掛けられているんだ」という噂を流す。「これはもう、第三次世界大戦であり、ウイルスをばらまく国との戦いなのだ」と。
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2009.02.10
2015.01.26
THOUGHT&INSIGHT株式会社 代表取締役
THOUGHT&INSIGHT株式会社、代表取締役。認定エグゼクティブコーチ。東京大学文学部卒。コンサルティング会社、専門商社、大学教員などを経て現職。