人はなぜ「情報」を集めるのか?

2007.03.23

ライフ・ソーシャル

人はなぜ「情報」を集めるのか?

松尾 順
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー

私たちが日々直面する問題の中には、 仕事であれプライベートであれ、しばしば経験したことのない 「未知の問題」 がありますよね。 ここでの「問題」というのは、なんらか取り組むべき事柄という 意味で、ネガティブな意味合いはありません。 プライベートで言えば、 初めての就職、結婚、出産、住居探し などは、基本的に未知の問題です。 仕事でも、見込客への企画提案などは未知の問題ですね。

「偶然力」

のアプローチがオススメ。

神様も予期しない行動をとることで偶然の出会いの機会を
増やすやり方です。要するに、行き当たりばったり、
気まぐれなことをやってみる・・・

無駄打ちが多くなることは、覚悟しなければなりませんけど!

最後の「情報問題解決」は、
明確な解決すべき問題、つまりはっきりした目的のための
情報収集活動です。

冒頭に述べたように、日々の生活では、
「未知の問題」として、この情報問題解決が数多くやってきます。

情報問題解決のためには、効率的に答えや関連した情報を見つける
「情報検索スキル」が求められるのですが、ネットのサーチエンジン
やQ&Aサイトの登場は、この「情報問題解決」をずいぶん楽に
してくれました。

情報収集活動は、誰もが日常的にやっていることなので、
あまり意識したことがないかも知れません。

でも、目先の「情報問題解決」だけにとらわれていると、
環境モニタリングがおそろになり、時代に取り残される可能性が
ありますし、斬新な発想を生むためには、「情報との遭遇」が
有効です。

ですから、多少意識して、

・環境モニタリング
・情報との遭遇
・情報問題解決

の3つの情報収集活動スタイルを使い分けたらどうでしょうか?

*参考文献

「情報検索のスキル-未知の問題をどう解くか」
(三輪眞木子著、中公新書)

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有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー

これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。

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