私もこのたび、INSIGHT NOW!にサイトデビューさせていただくことになりました。どうぞ、よろしくお願いします。今回は自己紹介に代えて、コーチングの基本イメージについて超簡単にお話ししたいと思います。
あぁ、目がかゆい・・・明らかに花粉が舞ってますね。関東では今日が花粉のピークだそうです。
今年も早いものでもう3月になりました。時には驚いたり、ほほ笑んだり、初々しい新卒社員の言動は企業におけるちょっとした春の風物詩ではないでしょうか。
▼日本でのコーチングの歴史
コーチといえば、野球や水泳などのスポーツの世界で監督をサポートする人のことを呼ぶものでした。私もいまだに、「どんなスポーツをなさっているのですか?」と訊かれることがあります。
「スポーツでない方のコーチです」と答えると、相手は「?」マーク3つくらいの反応で、コーチングはまだまだ知られていないことを痛感することがあります。
コーチ養成機関最大手のコーチ・トゥエンティワンが設立されたのは1997年でした。同社は同年にコーチトレーニングプログラム(CTP)をスタートしました。
スポーツシーンではなく、職場や教育、医療のシーンでのコーチを育てようという活動が日本で始まって10年が経ちます。10年間の普及度合についてはさまざまな見解があるでしょうが、書店によってはコーチング専用のコーナーが新設されるようになりました。大都市圏のカルチャーセンターなどではコーチングセミナーのチラシを見掛けることも珍しくなくなりました。
これらのことは、コーチングが少しずつであっても認知されてきていることを示すものでしょう。
しかし、認知される反面で、誤った伝わり方をされているのではと思うこともあります。書店のコーチングコーナーには、なんちゃって(死語)コーチング本も混在して並べられています。コーチング的要素が皆無なバラエティ番組なのに「○○コーチング」というテレビ番組もあります。あの番組を見てコーチングの話をされると、軽いめまいを覚えます。便乗モノが出たということは注目されているということなのでしょうか。
▼コーチングとコンサルティング
コーチングは戦略的なコミュニケーションメソッドといえます。コミュニケーションですから当然「話す人」と「聞く人」がいます。
コーチングでもパレートの法則を引用して、コーチングする人(以下、コーチ)は、「聞く」のが8割「話す」のが2割が理想だという人がいます。コーチングされる人(以下、クライアント)のほうが圧倒的に話すのがコーチングの特徴です。これが、従前からのコンサルティングとの顕著な違いです。
【コンサルティングの場合】
話す〔コンサルタント〕→ 聞く〔クライアント〕
【コーチングの場合】
話す〔クライアント〕→ 聞く〔コーチ〕
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