神社やお寺を訪ね、参拝の証としていただく御朱印。10年ほど前からブームとなって、朱印帳を持参して有名無名の寺社の御朱印を収集する人が増えている。 ところが最近になって、度を超すとでもいうべきマニアが増え始め、各地の寺社で弊害が起きているようだ。特にこのたびの改元フィーバーでは、各寺社から力の入った希少な御朱印が配布されたことから、取り合いの騒動となったところも現れた。早速、その実態をみてみよう。
しかし一方で、今のような御朱印ブームが、実はお寺や神社を救っているのも事実だ。
お寺では、檀家が高齢化して年々数を減らしており、寺を維持・管理するのが難しくなってきている。御朱印の配布はそれを補う貴重な収入源になっている。有名人が参拝して、その寺社の御朱印が気に入り、SNSで紹介されたために一気に参拝者が増えた例が実際にある。寺社としては知名度が上がって注目され、それがてっとり早い収入増につながるのも事実なのだ。
── 過熱するとさまざまな弊害が起きるものの、寺社が生き残るために、ぜひとも続いてほしい御朱印ブーム。
ただし参拝者は、原点にかえってお寺との縁結びの記念として御朱印をいただくようにしたいものだ。≪記事作成ライター:小松一彦≫
東京在住。長年出版社で雑誌、書籍の編集・原稿執筆を手掛け、昨春退職。現在はフリーとして、さまざまなジャンルの出版プロでユースを手掛けている。
≪記事作成ライター:小松一彦≫
東京在住。長年出版社で雑誌、書籍の編集・原稿執筆を手掛け、昨春退職。現在はフリーとして、さまざまなジャンルの出版プロでユースを手掛けている。
【記事元】
日本クラウド証券株式会社 https://crowdbank.jp
日本クラウド証券メディア マネセツ https://manesetsu.jp
【転載元】
リーダーズオンライン(専門家による経営者のための情報サイト)
https://leaders-online.jp/
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