低金利が続くうえ、株式市場も不安定な展開を見せるなか、数多くある金融商品のなかでもソーシャルレンディングに注目が集まっています。 ソーシャルレンディングとは、簡単に言えば「お金が必要な人」と「お金を投資したい人」をマッチングさせるサービスのこと。 不動産事業や太陽光発電などの分野で、個人投資家が事業に投資する例が増えてきました。 そこで、ソーシャルレンディングを行ううえで、知っておきたいメザニンローンについて、解説します。
最初に述べたように、債務者が返済できない=デフォルト(貸し倒れ)が発生した場合、抵当権の優先順位は、シニアローンにあります。
つまり、担保を売却して返済に充てられたとき、シニアローンの債権者がまず貸した分を回収し、残った分がメザニンローン債権者に渡ります。
仮に融資を受けたときの担保の総評価額は1億円だったとしても、実際に売却するときには7000万円まで下がっていたとします。この場合、シニアローンからの返却になるため、メザニンローンの債権者には満額戻ってこない可能性があります。
こうしたリスクを回避するために、不動産担保の有無、さらに不動産担保評価額(売却時の金額)がどのくらいであるか、貸付金額とともに確認しておくことが必要となるでしょう。
また、ソーシャルレンディング事業者がどのような方法・人材を活用して不動産価格を算出しているかを知っておくこともリスク回避の一つとなります。当然ながらソーシャルレンディング事業者の信頼性というものが、投資をしていくうえで重要な点になっていきます。この点を見極めるためにも、しっかり情報収集をしていきたいですね。
── 低金利が続く中で、最近、大きな話題になっているソーシャルレンディング。
そんなソーシャルレンディングと相性のよいメザニンローンについて理解を深めることで、投資の手段を広げてみるのも、資産を増やす賢い方法となるかもしれません。
≪記事作成ライター:ナカムラミユキ≫
千葉出身。金沢在住。広告制作会社にて、新聞広告を手がける。映画、舞台からメーカー、金融まで幅広い記事広告を担当。著名人インタビューや住宅関連、街歩きコラム、生活情報まで興味の赴くまま執筆しています。
【記事元】
日本クラウド証券株式会社 https://crowdbank.jp
日本クラウド証券メディア マネセツ https://manesetsu.jp
【転載元】
リーダーズオンライン(専門家による経営者のための情報サイト)
https://leaders-online.jp/
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