文化放送「The News Masters TOKYO」のマスターズインタビュー。 パーソナリティのタケ小山が今回「この社長にぜひ会いたい!」と訪れたのは「築地銀だこ」の創業者、株式会社ホットランド代表取締役の佐瀬守男さん。 外食産業は「人ビジネス」で、「人の喜びを自分の喜びにできる仕事だ」と語る佐瀬さんのこれまでの挑戦の軌跡を追いかけながら、夢を追い続けることのできる情熱の"源"を探る。
資金も底をつきかけた。そんな時に、ふと畑を見たらじゃがいもがたくさん収穫されていた。
「これをふかして熱々のじゃがバターを売ろう」今度はそう思いついた佐瀬さんが高速のSAやPAなどで売り始めたところ、なんと冬場は一日の売り上げが100万円を超えるほどになった。
ようやく大成功かと思いきや、ここで佐瀬さんは悩み始める。「じゃがバター売っていれば、小金持ちにはなれそうだ。でも、和のファストフードをやりたくて会社を作って借金もしてここまでやってきたのに、このままで本当にいいのか?」
そんな時期に、一緒に夢を描いてきた社員が「やりたかったことと違う」と会社を辞めたことも大きかった。
「結局、一年でじゃがバター売りをやめました。少しお金が貯まっていたので、それを元手に和のファストフードに再挑戦することに決めたんです」
先が気にはなるが、ここまでの話を聞いて、どうしても確認したいことがタケにはあった。
「それだけ紆余曲折があって、それでも一貫して商売を続けたのはなぜなんですか?」
その理由は、お母さんの言葉にあった。
「おふくろが、一回商売を始めたら絶対に飽きちゃダメだよって。それが『あきない』なんだって。お客さんが来るから、お店は絶対に開けておきなさい、そう言い続けていたんです」
だから、どんな状況にあっても商売をただひたすらに続けたのだという。
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