ニュータウンに関する話題だと、最近は開発から40年~50年近く経った地域などで、住民の高齢化が進み、商店街も撤退し、活気がなくなりつつあるというケースを数多く聞く。 その一方で、そうした大規模団地の二の舞は避けようと、計画的な街づくりを進め、開発から既に45年以上経っていながら、住民の高齢化率が3割を切るというニュータウンを紹介。
人手不足解消のためミャンマーで拠点づくり
ユーカリが丘では、住民の年齢層が一気に高齢化しないように、年間の分譲戸数を抑えるといった工夫がされているが、それでも高齢者の数は、年々増えている。
街の中には様々な福祉施設も作られているが、将来的にはどんな対策が考えられているのか。
「子供のための託児所、高齢者のための施設など必要なものを作っており、特に高齢者の施設は一生懸命作っている。施設で働く介護人材は、今はすべて日本人を雇っているが、将来は人手不足が予想され、東南アジア諸国を回った結果、同じ仏教国であるミャンマーから人材を呼ぼうかと考えています。
ただ、山万という会社は、ミャンマーでは全く知られていないので、人材確保のための拠点づくりとして、ヤンゴンに100室ほどのホテルを建設し、山万という会社を信用してもらった上で、ミャンマーから介護人材を呼びたいと思っています。こうした施設の充実の他にも、一戸建てに入居している高齢者が、マンションに移りたいと考えている場合は、その住み替えを支援するサービスも行っています」
「1971年に宅地開発を始めて、ユーカリが丘も50年が経とうとしています。
ゴーストタウン化を避け、シャッター通りの商店街が広がってしまうのを防ぐために、オフィスビルを建てて、企業を誘致することも計画しています。
そのほか、ショービジネスの拠点となるようなエンタテインメント施設を作り、街ににぎわいを作り出すことなども考えており、社員にどんどんアイデイアを出すようにハッパをかけているところです」
宅地開発から約半世紀。他のニュータウンで見られるようなコミュニテイの崩壊を避けるため、山万の挑戦が続いている。
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【転載元】
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