急成長でクレーム増加…「10分1000円」QBハウスの知られざる苦悩

2018.07.09

経営・マネジメント

急成長でクレーム増加…「10分1000円」QBハウスの知られざる苦悩

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南青山リーダーズ株式会社

文化放送・The News Masters TOKYO『マスターズインタビュー』。 今回のインタビューのお相手は、ヘアカット専門店「QBハウス」などを運営するキュービーネットホールディングス株式会社代表取締役社長・北野泰男さん。 銀行マンから畑違いの理美容業界に入ったきっかけとは?『The News Masters TOKYO』パーソナリティーで、プロゴルファーのタケ小山が、今に至るまでの「QBハウス」の躍進の秘密などを聞いた。

技術と接客への飽くなき追求

以前は、接客すらも無駄とそぎ落としていたと振り返る北野社長だが、より高みを目指すため、そこにもメスを入れた。接客はお客の満足度調査を行い、ちょっとした喜びを紹介していった。

技術の面では、社内でカットコンテストを行った。だが、最初はベテランのスタイリスト勢から「俺の技術を誰が正しく評価できるんだ?」という思いがあったようで、誰も乗ってくれなかったという。しかし、回数を重ねるごとに、状況は変化した。

コンテストの表彰者は全国予選を勝ち上がってきたスタイリストから選ばれる。これは、仲間から選ばれるということでもある。

若い人を中心にカットコンテストで称えられるスタイリストたち、そこから連覇する人も出てくるようになるとベテランのスタイリストも黙ってはいられない。彼・彼女らも刺激され参加するようになり、コンテストのレベルもグッと上がった。

もっともその中でも北野社長が、感動したのは海外の人が優勝したこと、それも日本の理美容業界のお家芸ともいえる「スポーツ刈り」部門でのことだった。

大相撲でも同じことがQBハウスでも起きていたのだ。

「どんな方が、優勝を?」タケが前にノリ出す。

優勝したのはシンガポールの女性。日本で理美容師になるには国家資格が必須となるが、海外では国家資格を必要としない国がほとんど。

シンガポールでも、理美容は飲食店を営んでいた人が「なんとなくやってみる?」と無資格で始めるような仕事。

優勝した彼女もバリカンしか使ったことがなく、「ハサミでは疲れる」という意見を持っていたが、10年勤めていくにつれて、技術に目覚めて、リスペクトしている日本人の集まる大会で優勝するまでに至ったという。

The News Masters TOKYO Podcast 文化放送「The News Masters TOKYO」
http://www.joqr.co.jp/nmt/ (月~金 AM7:00~9:00生放送)
こちらから聴けます!→http://radiko.jp/#QRR
パーソナリティ:タケ小山 アシスタント:西川文野(文化放送アナウンサー)
「マスターズインタビュー」コーナー(月~金 8:40頃~)

【転載元】
リーダーズオンライン(専門家による経営者のための情報サイト)
https://leaders-online.jp/

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