不動産投資を始めてみたい!と思うけど・・・サラリーマンオーナーの現実①

2018.06.11

経営・マネジメント

不動産投資を始めてみたい!と思うけど・・・サラリーマンオーナーの現実①

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南青山リーダーズ株式会社

ここ数年、経済環境が良くなってきたこともあって、従来の投資信託、株やFXなどの投資に加え、クラウドファンディングや仮想通貨など新しい投資対象も人気を集めていますね。そんな中、実際の不動産を所有し、家賃収入や売却益を目指す不動産投資も根強い人気があります。ただ、不動産投資は投資にあたってまとまった資金が必要になるうえに、初心者が投資すると痛い目をみるような怖い話もちらほら聞こえてきて・・・。正直、少しハードルが高い感じがありますね。

そこで、実際に不動産投資をしてみたらどうなのか、意外と身近にもいるサラリーマンオーナーの現実を不定期ではありますがシリーズ化してご紹介していきます。今回はとあるオーナーが不動産を購入してもいいのではないかと心動かされるまで。実はこの不動産投資を“やってみたい”から“やろう”と決めるまでもかなりハードルが高いものです。何せ不動産を買うとなれば、安くても数千万、時に億単位の買い物ですから。

不動産投資を学ぶことからスタート

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不動産投資に興味を持った大手保険会社に勤める40代のNさんは、まずは始めるための手がかりをつかみたいと思い、誰か身近な経験者に話を聞いてみたいと思っていたそうです。ところが、いろいろある投資の中でも不動産投資となるとやはり会社では話がしにくい。勤務先は大きな会社なので、きっと社内に不動産投資をしている人がいるだろうとは思うものの、手当たり次第に人に尋ねることもできず、とりあえず本を読もうということに。そして、何冊か不動産投資の本を読んでいるうちにNさんはあることに気が付きました。
まず、言っていることが本によってはまったく逆もあるということ。例えば、都心の物件がいい、地方の物件を狙え。新築より中古という主張もあれば、中古は怖いというものも。そして、もう一つ気づいたのは、本を読んでいて時代背景に違和感を覚えたものも散見されたため、本の情報では古いのではないかということでした。
そこで、Nさんはもっと新鮮な情報を聞けるのではないかと、あちこちで開催されている不動産投資セミナーにいくつか参加したそうです。しかし、セミナーでも本と同じように言っていることがまちまち。中には営業しかしないセミナーだったりと、不動産投資に参加すべきかを判断するには役に立たないことばかりでした。実はここでいったん不動産投資はやめようかと思っていたそうです。

最後のつもりで参加したセミナーで一歩前進

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もうこれでセミナーへの参加も最後にしよう、これで何かつかめるものがなかったら、不動産投資はやめようと思ってNさんが参加したセミナーでのこと。そのセミナーの講師が語った「不動産にもいろいろある。不動産投資はその人の状況に合った不動産を選ぶべき。だから、1冊の不動産投資の本に書かれていることは、単にその著者にとって良かった不動産投資の例が紹介されているにすぎない。一つ一つの事例は参考にはなってもマネする必要はない。」という話を聞いて、これまで読んだ本が一つの例にすぎないと思うことで、何となく不動産投資の一面が見えてきたそうです。
そして、このセミナーに参加した後日、個別にその講師に相談できる機会があったので、勇気を出して相談してみることに。
不動産関係の人に会うとなれば、相談とはいっても実はしつこい営業攻勢をかけられるのではないかという恐怖(?)もあるので、勇気がいりますよね。その気持ちわかります。

次のページ勉強から実際の不動産投資の入口へ

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