時間をお金で買うという概念

2007.03.23

ライフ・ソーシャル

時間をお金で買うという概念

丹下 大

おろかな人間は自分の過去から学び 賢者は歴史から学ぶという言葉があります。

どの世界でも、そうですが3年も同じことをすれば、それがだんだんと
楽しくなってきます。更に5年もその仕事に没頭すれば、
その道のスペシャリストになります。

以前のコラムでも書きましたが、一般的にコンサルティングは
経験知を売っています。経営コンサルであれば、経営に特化した
改革なり改善を、システムコンサルであれば、システムに特化した
ソリューションを経験に基づき売っています。

先ほど書いたように、どんな素人でも、5年も一生懸命没頭すれば
その道のスペシャリストにはなれます。逆に考えると5年も掛かります。

昨今のような時代の変化の激しい中で、5年という歳月は、非常に長いと
思います。5年かけて地道にやるか、その道のプロという職業の人間に
お金を払って短時間でやるのか。

つまり、時間をお金で買うということの価値の重みをどう評価するかです。
それとも、自社に無い能力の為、単純に機能をお金で買うのか。

平易な例で行くと、検索エンジンに掛かりやすいようにSEO対策するために
1600円の本を読んで、1年以上かけてやっとHPが検索の上位10位以内に
入るようにするのか、それとも20万円払って1週間で上位10位以内に入る
ようにするのか、経営者の感度が求められる時代にきたのではないでしょうか。

人間1日24時間。
個人の経験はたったの1/60000000。

時間をお金で買うことの大切さを、いつも考えながら
10万時間という限られた時間で、生きた証を残したいですね。

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