ロバート・カッツが半世紀以上も前にその重要性を指摘したコンセプチュアルスキル。このシリーズは、物事の本質をとらえる抽象化・概念化の思考をどうみずからの仕事や事業、キャリアに生かすかを考えていきます。
さらには、私はこの提供価値という目的成就のためには、一番やりやすい形は独立起業だったので会社員をやめました。そうして就業形態まで変えていくことももはや平気です。今後、ある時点で会社員に戻ることが有効だと考えればそうするかもしれません。
そのように晴れて私は、不変の目的である提供価値のもとに、その実現手段や働き方といった外形要素から自由になったのです。
さて、読者のみなさんにあっても、あなたの(あなたの担当する事業の)変わらない提供価値は何でしょうか? それを不変の軸として肚(はら)に据えられるとき、変わっていくものを悠々と扱える境地になるのではないでしょうか。
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仕事・事業に新しい概念の光を入れる『実践コンセプチュアルスキル』
2018.01.08
2018.02.02
2018.03.11
2018.08.20
キャリア・ポートレート コンサルティング 代表
人財教育コンサルタント・概念工作家。 『プロフェッショナルシップ研修』(一個のプロとしての意識基盤をつくる教育プログラム)はじめ「コンセプチュアル思考研修」、管理職研修、キャリア開発研修などのジャンルで企業内研修を行なう。「働くこと・仕事」の本質をつかむ哲学的なアプローチを志向している。