「アンネの日記」のアンネ・フランクの義理の姉の話から、アウシュビッツの体験のようなトラウマの体験を含め、思い出したくないような感情を表現することの大切さについて、フラワーフォトセラピストの視点で考えます。 写真は、フラワーフォトセラピーの「自分の気持ちが表せない苛立ちが癒される」役割をします
エバさんの例ですと、「悪夢」となって彼女を苦しめました。
だから、忘れたつもりになってはいけないのです。
では、どうすれば…というと表現すること、つまりアウトプットです。
エバさんの場合は、講演で抑えていたことを語り、ようやくアウトプットできました。
その後、悪夢は止まりました。
○感情の表現を助けるフラワーフォトセラピー
東洋医学では、気・血・水のめぐりが良ければ健康で、滞っていれば病気と考えます。
そして、こころの中のめぐりは、知・情・意になります。
知は知識、意は欲求、情が感情です。
ここでは、とりわけ情、つまり感情の流れが滞らないことを取り上げています。
さて、私がしているフラワーフォトセラピーですが、扱っている花の写真は、何かというと、その人が持っている感情なのです。
そして、各々の花の写真はある感情を表現しているのです。抱えておくべきでない負の感情であることが多いです。
もちろん、セラピー用に撮られた写真ですから、どんな花の写真でもいいわけではありません。
一般にカウンセリングが長い間、時間をかけてしているのは、奥に蓋をしたものを開けるように促しているようなもの。
しかし、その時の体験に伴う感情を痛みとして再度味わう可能性があります。だから、蓋を開けたくないのです。
しかし、フラワーフォトセラピーの写真は、味わうかもしれない感情が何か、先に表現してしまうようなもの。
方法は、本人が気になるものとして、その写真を選ぶだけでも可能です。
冒頭に書きましたように、私たちの感情は表現されたがっているのです。
だから、表現を助けられたらいいのですが、ここまで書きましたように、なかなか困難です。
さらに、フラワーフォトセラピーの写真は、その感情を痛みなく表現されるだけでなく、解消するまで行います。
そんな助けとなるフラワーフォトセラピーの役割、もっと活用していただければうれしいです。
朝日新聞 デジタル
2015年6月11日 『アンネの義姉「重荷だった」 日記に書かれなかった苦難』より引用させていただきました
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一般社団法人フラワーフォトセラピー協会 代表理事
こんにちは。内藤由貴子です。花の写真でストレスを作る感情を分析、心理診断を行い、さらにその解消まで行うフラワーフォトセラピーのセラピストです。INSIGHTNOWでは、異色な存在かもしれませんね。このセラピーの普及のため、一般社団法人フラワーフォトセラピー協会を設立、講師の養成、セラピストの紹介を行っています。自身、色を使うオーラソーマ®をはじめ、セラピストとして16年あまりのキャリアです。このINSIGHTNOWでは、こころをケアに役立つようなコラムを書かせていただきます。よろしくお願いいたします。