様々なお仕事に関わっているので、業界ならでは、のデータを拝見することがあります。 今回教育関係の知人より紹介されたのは、「これから(数学の)教員を目指そう」としている方(大学2、3年生や教職浪人生が中心でしょうか)が受験した、とある数学の模擬試験の誤答例。
それより、「言い訳にすぎない」と断言するのは、「できない」「苦手」という状況には変わりがないからです。
上記のような言葉を発する方は、入試を代表に「○○の能力が必要だ」「しかし自分はできない」という状況に置かれた方が大半。
「自分ができない」ことの理由探しをしても、何の向上もありません。
「できるようにする」ことが先決で。
…と、これまで強く、高校生を始めとする子ども達に伝えてきましたが…
今回の数学の誤答例をするような先生に当たった場合、と考えると、持論が揺らいでしまいます。
このような先生の教え子であったら、僕が教え子でも「先生のせい」としたくなります。。。
教師の力量の差によって、学力の差が出てしまうのはいたし方のないことです(100%平等にできる解決法がない以上)。
しかし、その差が「本人の努力によっては越えられない差(あるいは、莫大な努力を要する差)」になってはいけない。決して。
…理系教科においては、そういうことが現実になろうとしています。
「できないのは自分自身の努力不足のせい」
僕自身そういう意識が強い人間ですし、子ども達もそう思っていてほしい。
その方が人間成長しますし、幸せもつかめるはずですから。
だからこそ、プロとして「最低限」の力量は、教師には備わっていて欲しい。
生徒の学力差に多大な影響を与える力量不足はある意味、犯罪行為を犯した先生よりもタチが悪いですから…。
ただ、この問題の解決法として、妙案が思いつきません…
世の中的に教師が、とくに理系教師が不足しており、供給が追いついていない現状では。
「入り口」の解決法として「教員免許認定単位の厳格化」などもありますが、こうすると「教員を目指そう」という人自体減りますし。
これも持論で、「理系教師の給与は上げるべき」というのがあるのですが(実際供給が少ないのであれば、そうしない限り優秀な人で希望する人が増えないでしょうから)、実現はとーっても難しいでしょうし。。。
良い案があれば、誰か教えてください(本気)。
「できないのは○○のせい」思考の人が世の中に溢れないためにも…。
そして、基本的には「教師を応援したい」と思っているからこそ、優秀で、頑張っている教師に負荷が集中しないためにも…
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