内閣府の「情報化社会と青少年に関する意識調査」が発表され、各紙が概要を伝えている。 やはり携帯電話の使用率の高さとサイト閲覧状況が話題の中心となっているようだ。 また、内閣府もその結果から利用教育の必要性を述べているが、本当に必要な視点とは何だろうか。
内閣府の発表では<「携帯電話やパソコンなどの利用が増えている中で、インターネットを通じた被害などのマイナス面をしっかり訴える必要がある」>という結論である。もちろん、必要教育はしっかりしなければならないが、上記から考えれば、そんなにマイナス面ばかりではないな、と思える。
しかし、それより先にやるべきはフィルタリングなどの必要措置だ。パソコンのフィルタリングの非認知状況は父親43.6%、母親64.8%、携帯のフィルタリング非認知は父親63.9%、母親80.5%。子供の使用状況を考えると非常に認知度は低い。
フィルタリングですべてが解決するわけではないが、まずは、必要な措置をすることが先決だと言えるだろう。
グラハム・ベルが電話を発明してから約130年。以降、ネットワークの進展は加速度的であり、人々に与える影響はプラス面もマイナス面も多々あった。
そして、携帯もインターネットも、これからさらに発展こそすれ、絶対になくならない。
大人が環境を整えつつ、「使いこなす知恵」をきちんと教えることにも、しっかりと注力したいものだ。
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2007.12.19
2007.12.20
有限会社金森マーケティング事務所 取締役
コンサルタントと講師業の二足のわらじを履く立場を活かし、「現場で起きていること」を見抜き、それをわかりやすい「フレームワーク」で読み解いていきます。このサイトでは、顧客者視点のマーケティングを軸足に、世の中の様々な事象を切り取りるコラムを執筆していきます。