企業は、売りたい商品を一方的に提示するのではなく、個々の消費者にとって最適な商品を選び出す手助けをしなければならない。 今、企業に求められているのは「目利き機能」です。
私たちが直面する選択肢は増えこそすれ、経ることはまずないからです。
実のところ、これまで多くの企業が取り組んできた
「CRMサイト」
は顧客を登録会員化し、購買履歴やコミュニケーション履歴を蓄積・分析することで、個々の顧客に適した商品やサービス提案を行なうことが主目的のはず。
ですから、CRMサイトは、
「目利き機能」
を的確に果たしてこそ、顧客に喜ばれ満足度を高めることができる。
だからこそ、極めて有効な
「顧客維持施策」
となりうるのです。
ところが、現状のCRMサイトは、まだまだ既存顧客に対する手軽な
セールスコミュニケーション
のツールに止まっているところが多く、十分な
「目利き機能」
を果たせていないように思えます。
企業が売りたい商品を一方的に押し付けるのではなく、消費者が求めている商品を選択しやすくしてあげるために、企業としてどんな情報・機能、サービスを提供すべきか、改めて熟考する必要があるでょう。
*「Stylepick」については、
日経産業新聞、日経MJ(2012/09/03)から引用しました。
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2015.07.10
2015.07.24
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー
これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。