人間ドックに入ってみた

2011.09.29

ライフ・ソーシャル

人間ドックに入ってみた

増沢 隆太
株式会社RMロンドンパートナーズ  東北大学特任教授/人事コンサルタント

中高年になれば誰でも体にガタの来るもの。日頃忙しいビジネスパーソンの皆さんは、健康管理も大切なマネジメントです。人間ドックというやるに生まれて初めて入ってみました。

朝5時に起床。昨晩調合した下剤2リットルを、今から2時間以上かけて飲むという苦行が待っているのでした。
実は今回一番つらかったのはこの下剤飲みかも知れません。一気に飲んではだめ(2Lは一気飲み出来ないが)なので、ちびちびウイスキーを飲むようにします。これがツライ。味はスポーツドリンク。冷蔵庫で冷やして飲むようになっているものの、お腹が下ってくることより、このスポーツドリンク2L飲みの方がずっと苦しい訳です。1L飲み終えるのに1時間。十分オエオエです。
大腸、直腸をカラにしなければなりませんので、やっと反応が出てきますが、まだまだ十分1L残ってる下剤を何とか飲み終えたのは7時過ぎでした。

8時にまたタクシーが迎えに来てくれて、病院に行きます。今日は朝から内視鏡?と思ってると他にも検査があり、30分くらい後から内視鏡検査室に向かいました。その時点でもう下剤の効果は終わってるはずですが、それでもやや心もとない下半身をかばいつつ、検査台に横たわります。
この辺りの描写はもっと不適切な表現使えば説明しやすいのですが、私の社会的地位が危うくなるのでサケ飲んだ時にお話しします。

肛門から内視鏡を挿管して直接大腸を見る訳です。でもあの下剤を2時間飲み続ける苦行や、ノドにずーっと管が挟まってるのに比べれば、肛門の方がはるかに楽チンでした。でも腸内をゴソゴソ管が行き交ってるのはやはりものすごく心細い限り。ライブカメラで先生が解説して下さいますが、やはり正視出来ません。

ちなみに胃の内部写真も大腸の内部写真も、全部記念に?もらって帰れます。
ここで長年の私の疑問が解決できました。血液型占い同様に私が目の敵にしてきた「宿便」と称するもの。一切私の腸にはございません。そんなものが本当に存在したら腸閉塞になんだろ、と思ってたので、実際にこの目で見て大いに安心した次第です。
最後に先生から問診を受け、全部終了。

忙しいあなた。しかし中年になればやはり一度は診てもらわないとね。
費用は確かに安くありませんが、その分サービスはバッチリで、2日休んでまで受けた甲斐はあったな、と確信しました。しかしこれで病気が無いとなると、ちょっとモト取れないよね?と一瞬バカが頭を過ぎりましたが、正式所見の前の当日所見の段階では無問題です。
といことで、健康な私の身に何かあった場合は私のジャーナリスト生命を狙った何者かの仕業と思って下さい。

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増沢 隆太

株式会社RMロンドンパートナーズ  東北大学特任教授/人事コンサルタント

芸能人から政治家まで、話題の謝罪会見のたびにテレビや新聞で、謝罪の専門家と呼ばれコメントしていますが、実はコミュニケーション専門家であり、人と組織の課題に取組むコンサルタントで大学教授です。 謝罪に限らず、企業や団体組織のあらゆる危機管理や危機対応コミュニケーションについて語っていきます。特に最近はハラスメント研修や講演で、民間企業だけでなく巨大官公庁などまで、幅広く呼ばれています。 大学や企業でコミュニケーション、キャリアに関する講演や個人カウンセリングも行っています。

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