コンサルティングという仕事

2011.06.06

経営・マネジメント

コンサルティングという仕事

野町 直弘
調達購買コンサルタント

最近あるお客様より「限られたプロジェクトの期間ですが社員の一人になった気持ちでプロジェクトを進めてください」という言葉をいただきました。

一方でコンサルを雇う企業側も上手くコンサルを使って新しい手法を開拓し、体系化し、社内で実現する、ことを考えるべきなのではないでしょうか?

以前我々は情報提供事業(有償化)に力を入れようとしました。
しかし多くの方々から「こういう情報は欲しい、あればよい、しかしそれにお金を払うかというと今すぐに何か効果があるわけではないから難しいですね」
ということを聞きました。おっしゃる通りです。でも情報は必要なのです。
私は他に誰もやらないのであれば、我々がやらざるを得ないと思っています。
ですから今でも多くの情報を殆ど無償で提供できるようにしています。
ただそれでも費用はかかるんですよね。

私も表面的なことしかわかりませんが、米国では日本よりも上手くコンサルティングと付き合っている印象があります。
ISM総会でもコンサルタントと企業の購買部の方が2名でプレゼンする機会も多くありました。
そういう状況を見ていると日本の状況に何か疑問を感じてしまうのです。

私が弊社を立ち上げて来年の三月には10年を迎えます。
これからはROIや既存のコンサルティングという枠組みを超えて「一緒に新しいことに挑戦しましょう。社員の一員としてプロジェクトを進めてください。」
こういう環境を是非皆さんと一緒に作っていきたいと思っています。

震災で生まれ変わった日本のサプライチェーンを皆さんと一緒に作っていきたいと思っています。

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野町 直弘

調達購買コンサルタント

調達購買改革コンサルタント。 自身も自動車会社、外資系金融機関の調達・購買を経験し、複数のコンサルティング会社を経由しており、購買実務経験のあるプロフェッショナルです。

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