震災後1カ月半が経ち、日本人は見事な「援助」・「互助」の姿を見せた。以降は、私たち一人一人の「自助」が試されることになる。
最後に。昨晩のプロ野球、東北楽天イーグルスの地元仙台での第一戦。勝利の試合の後で、嶋基宏選手が球場のファンの前で御礼の言葉を述べた。―――「この1カ月半で分かったことがあります。それは誰かのために戦える人間は強いということです。今この時を乗り越えた先には、もっと強い自分と未来が待っているはずです」。
とても強い観念を含んだ、とても強い言葉であった。私たちはこういう言葉を肚で聞いて自助の力を養っていく。そしてこういった言葉を体現する個人が増えてくることによって、社会全体が自助力を増していく。もちろんその自助力は、経済力や文化力につながっていく。
震災後1カ月半が経ち、日本人は見事な援助、互助の姿を見せた。以降は、私たち一人一人の自助が試されることになる。
【追記】
「3つの助」をイメージ的に表現すると次のようになる;
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2010.03.20
2015.12.13
キャリア・ポートレート コンサルティング 代表
人財教育コンサルタント・概念工作家。 『プロフェッショナルシップ研修』(一個のプロとしての意識基盤をつくる教育プログラム)はじめ「コンセプチュアル思考研修」、管理職研修、キャリア開発研修などのジャンルで企業内研修を行なう。「働くこと・仕事」の本質をつかむ哲学的なアプローチを志向している。