以前にも取り上げましたが、数回に渡ってリスクマネジメントに関して日米の先進事例を取り上げてきましたので、敢えてまた取り上げたいと思います。
とここまで書いておきながら、正直無力感を感じています。
今回の震災で部品調達や物流の障害などで多くの企業の製造ラインがストップしています。中でも自動車産業はここで取り上げたトヨタ自動車さえも(2011年3月26日時点)操業再開していない状況です。
マルチソース化、源流管理と言った調達リスクマネジメントはこのような大規模な災害の前には全く無力だったのです。
それでも調達の現場にいらっしゃる方は日々奔走しています。
調達品の生産開始のため、物流手配のため、代替ソース先の開拓のため、休みなく動いていらっしゃいます。
今回はこのような多くの現場バイヤーを激励するとともに感謝を述べたいと思います。
「有難うございます。日本経済の再建は貴方がたの力に大きく依存しています。
今後も平常化するまで一層頑張ってください!」 野町拝
(野町 直弘)
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2009.02.10
2015.01.26
調達購買コンサルタント
調達購買改革コンサルタント。 自身も自動車会社、外資系金融機関の調達・購買を経験し、複数のコンサルティング会社を経由しており、購買実務経験のあるプロフェッショナルです。