3月11日、あの大震災の日から、私の妻(45才)は、メディアへの態度を大きく変えた。東日本大震災が新聞の凋落にトドメを刺した。そう確信する。
この一週間の大震災の報道が、新聞というメディアにトドメを刺したことに気づいていない。その当事者である会長が、戦争時の話を、いまメディアの中でするなんて・・・絶句。この空気の読めてない感じは、致命的だと思う。
個人的に、渡辺恒雄氏の豪腕やいろんなことへの介入ぶりには、好感を持っている。面白い。しかし、まだ記者クラブと新聞が世論を創ると思っていたら・・・それは、老害である。
「時間」への感度の高い鮮度あるヒトが、いまの日本再建のリーダーにはふさわしい。利権も過去の産物である。経済合理を考えてるだけで、時間的にはロスである。利権も、お金も捨てて「時間」を最優先してとることのできるリーダーが、最終的に、いちばん大きな権力を握れる時代になったのだ。
メディアに登場して昔の自慢話を持ち出すような人達の創った古い権力構造をマグニチュード9.0の大震災がぶち壊している。
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有限会社ペーパーカンパニー 株式会社キナックスホールディングス 代表取締役
昭和30年代後半、近江商人発祥の地で産まれる。立命館大学経済学部を卒業後、大手プロダクションへ入社。1994年に、企画会社ペーパーカンパニーを設立する。その後、年間150本近い企画書を夜な夜な書く生活を続けるうちに覚醒。たくさんの広告代理店やたくさんの企業の皆様と酔狂な関係を築き、皆様のお陰を持ちまして、現在に至る。そんな「全身企画屋」である。