先回は米アップル社の凄い調達について取り上げました。 その中で彼らのCSR調達の監査についてアップル社が公開した監査報告書の内容について、徹底した現場監査を行っているという凄さにびっくりさせられました。 今回は日本を代表するトヨタ自動車の「凄い調達」について取り上げます。
このように源流管理は調達リスクマネジメントにおいても非常に重要な管理手法です。しかし、調達リスクマネジメントについては概念すらない、という企業が少なくありません。
そのような時代であるにも関わらず、トヨタ社の徹底した源流管理とそれを調達担当者が把握しているという凄い話です。
アップル社にしてもトヨタ社にしても共通したキーワードは「徹底力」「現場力」です。
源流管理を徹底することはアップル社の徹底した監査同様、費用と時間がかかることです。それを徹底している日本企業もあるという凄い調達の話の続きでした。
次回は以前にも取り上げましたが、「日本版調達リスクマネジメントの原点」として昭和12年に作られたトヨタ自動車の「購買係心得帳」について取り上げます。
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2009.02.10
2015.01.26
調達購買コンサルタント
調達購買改革コンサルタント。 自身も自動車会社、外資系金融機関の調達・購買を経験し、複数のコンサルティング会社を経由しており、購買実務経験のあるプロフェッショナルです。