パチンコになったアニメから、私たちは、何を学ぶべきか・・・。

2011.01.23

営業・マーケティング

パチンコになったアニメから、私たちは、何を学ぶべきか・・・。

中村 修治
有限会社ペーパーカンパニー 株式会社キナックスホールディングス 代表取締役

ピーク時には30兆円だったパチンコ市場は、衰退の一途を辿っている。貸金業法の改正により個人の借入総額は低く抑えられ、さらに中小ホールは淘汰されている。その衰退の陰で売上げを伸ばしているのは、パチンコ店と一心同体の遊技メーカーである。

ちなみに、2年ほど前に「フランダースの犬」「母を訪ねて三千里」「赤毛のアン」「小公女セーラ」などで知られる「世界名作劇場」もパチンコになっている。その中でも、「あの頃泣いた名場面、そしてラストシーンで感動を。」というキャッチコピーで出された「フランダースの犬とCR世界名作劇場」のリーチアクションは、ネット上で賛否が分かれた・・・。
その名も、「昇天予告」。パチンコのリーチアクションのクライマックスが、フランダースの犬の最終回のあの大聖堂での名シーンなのである。
youtubeで公開されている。ぜひ、ご覧いただきたい。http://www.youtube.com/watch?v=lhQZBD52_1Y&feature=player_embedded

要するに、パトラッシュとネロが昇天したら・・・チンチンじゃらじゃらと大当たりなわけである。遊技メーカーのマーケティングに感心する一方・・・違う意味で、泣けてくる。大人になった私たちが学ぶべきは、この現金な社会の思惑である。

続きは会員限定です。無料の読者会員に登録すると続きをお読みいただけます。

Ads by Google

この記事が気に入ったらいいね!しよう
INSIGHT NOW!の最新記事をお届けします

中村 修治

有限会社ペーパーカンパニー 株式会社キナックスホールディングス 代表取締役

昭和30年代後半、近江商人発祥の地で産まれる。立命館大学経済学部を卒業後、大手プロダクションへ入社。1994年に、企画会社ペーパーカンパニーを設立する。 その後、年間150本近い企画書を夜な夜な書く生活を続けるうちに覚醒。たくさんの広告代理店やたくさんの企業の皆様と酔狂な関係を築き、皆様のお陰を持ちまして、現在に至る。そんな「全身企画屋」である。

フォロー フォローして中村 修治の新着記事を受け取る

一歩先を行く最新ビジネス記事を受け取る

ログイン

この機能をご利用いただくにはログインが必要です。

ご登録いただいたメールアドレス、パスワードを入力してログインしてください。

パスワードをお忘れの方

フェイスブックのアカウントでもログインできます。

INSIGHT NOW!のご利用規約プライバシーポリシーーが適用されます。
INSIGHT NOW!が無断でタイムラインに投稿することはありません。