今日はいつもと少し視点を変えて、自分のコンテンツをパクったサイトがあった場合に、そのサイトが検索エンジンで表示されないようにする手順を紹介します。しかも、グーグル公式の方法です。
8. 米グーグルに送付する:
Google, Inc. Attn: Google Legal Support, DMCA Complaints 1600 Amphitheatre Parkway, Mountain View, CA 94043, USA
または次の番号にFAXを送信する:
+1 (650) 644-0396, Attn: Google Legal Support, DMCA Complaints
これによって、あなたの著作権を侵害しているコンテンツがグーグル検索で表示されないようになるとのこと。ただし、次の3点には注意が必要です。
・この申し立てをする人は、侵害されている著作権を所有している人、または、その人の代理人であること。第三者が「このページはあの人の著作権を侵害している」と申し立てることはできません。
・申し立てがあったことは、侵害しているページ(つまり表示されないようにしようとしている対象のページ)を掲載した人にも伝えられ、そこから異議申し立てがされる可能性があります。
・あなたの申し立ては他人の表現行為を制限する性質があるものであるため、「悪意を持って法律を利用して他人の権利を侵害しようとする行為からオンラインでの表現活動を助けるための組織」(Chilling Effectsなど)に送られ、第三者が確認できる状態になる場合があります。
また、上記ページでも解説されていますが、あなたが権利をもっていない著作物に対して権利を行使しようとするような不正があった場合は、相手方に対して賠償責任が生じる場合があります。
さらに言うと、上記ページでグーグルが解説しているように日本語で申し立てを作ってそれをマウンテンビューのグーグルに送れば正しく処理されるのかは不明です。日本語で送ったが待っても待っても処理されなかったという話を以前に聞いたことがありますので、可能ならば上記の英語ページを参考に英語で申し立てをするのが確実なのかもしれません。
いずれにせよ、申し立てを行う場合は、上記グーグルの解説ページ「デジタル ミレニアム著作権法」の内容を改めて確認し、そこに記載された内容に従うようにしてください。
ヤフー+グーグル後はグーグルでインデックスから消せばOK
このDMCAレポートはかなり前からあったのですが、あえてこのタイミングで紹介するのは、もちろんYahoo! JAPANの動きが理由です。ヤフーがグーグルのエンジンを採用したあとは、この方法でグーグルのインデックスから著作権侵害コンテンツを消し去れば、ヤフーでも表示されなくなるというわけです。
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2008.09.26
2010.04.20
安田 英久
株式会社インプレスビジネスメディア Web担当者Forum編集長
企業のウェブサイト活用やウェブマーケティングに関するメディア「Web担当者Forum」(http://web-tan.forum.impressrd.jp/)を運営しています。