「生きていくには公共事業に頼るしかない、だから俺達の仕事を用意する施策をしてくれ!」 …公共事業の請負しか仕事がなく、そういう思考性になった人自体は仕方ないと思います。 けれど、あたかもその要求が普通のように叫ぶのは勘弁して欲しい(「お願い」の姿勢であって欲しい)。 今後、価値を創造しなければ、今の社会の幸福度を維持できないのはほぼ間違いないのだから。
しかし、「俺らにはこれしかないんだ」と声高に話す、その言葉に対しては、断固として
「これしかない、という意見を聞いて同意し、借金という手法を利用し雇用を確保するのは、絶対に違う」
と言い切らないといけないと考えます。
価値を創造して初めてお金は戴けるもの、という、アタリマエの姿勢が子どもの頃に根付かず、仕事はふってわいてくるもの、と無意識に思っている若者を今以上に大量生産することになってしまいますから。。。
そんな若者が増える社会は、若者自身がもっとも辛くなるに決まっています。
付け加えるならば、「価値を創造して初めてお金を戴ける」ことが、辛いことではなくとてもハッピーなことなんだ、という姿勢も、子ども達に伝えていくことが大人の責務でしょう。
責務と言うばかりではなく、自分達の老後を支える社会を作るため、自分自身にとっても必要なことでしょう。
8月28日(土)に、「タダコピ」というアイディアを日本社会に創造した太田英基さんのセミナーがあります(Z会主催)
http://www.zkai.co.jp/home/info/seminar_20100828tadakopi.html
「タダコピ」はまさに、広告主の需要、利用者の需要を紡いで供給した価値創造モデルです。
ゼロからすべて作っています。
「俺らには公共事業しかない」
そんなの嘘です。
繰り返しますが、そういう人自身を責めるのではなく、そういう言葉を嘘と言い切る社会ではないといけないということなんです。
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