Yahoo! JAPANが27日、グーグルの検索エンジンを自社の検索サービスに採用することを発表しました。「うちのサイトは生き残れるだろうか?」多くの人の頭をよぎったであろう、この疑問を検証したいと思います。
2.あなたのWEBサイトの問題点を検証する
もし、あなたのサイトの検索順位やアクセス数が大きく下がってしまうことが予測された場合は、そうならないための対策を講じる必要があります。そのために、まずは、あなたのWEBサイトに問題がないかを検証してみましょう。
Yahoo!検索システムのGoogleへの切り替えに関する、サイトの問題点を検証する方法の一つとして、WEBサイトのインデックス数と被リンク数を、Yahoo!とGoogleで比較してみることが挙げられます。
WEBサイトのインデックス数と被リンク数を調べるには、それぞれ、URLに「site:」「link:」とつけて検索しますが、下記のツールを利用して、GoogleとYahoo!のインデックス数・被リンク数を同時に調べることも可能です。
但し、Googleにおける「link:」で調べた被リンク数は、正確でないことに注意してください。より正確な数値はGoogleウェブマスターツールを利用して調べることができます。
GoogleとYahoo!のインデックス数を比較すると、大抵の場合、Googleの方が小さい値になります。これはあまり落胆する要因ではありませんが、実際にサイトに存在するページ数に満たないなど、その差があまりにも大きい場合には注意が必要です。
titleタグは適切に設定されているか、主要なコンテンツがソースの上位に配置されているか、トップページから下層ページに適切にリンクが張られているかなど、今一度、サイトのソースを見直したり、サイトマップを検索エンジンに読み込ませたりするなどの対応を行いましょう。
GoogleとYahoo!の被リンク数の比較でも、Googleの値は、Yahooの値に比べて小さい値であることが多いです。それだけ、Googleが被リンクに対してシビアであることの現れですが、この機会に被リンクの質について見直しをする必要があるかも知れません。
「切り替えの日」を乗り切るために
弊社の所有するサイトでも、Yahoo!検索システムのGoogleへの切り替えによって、大きな影響を受ける可能性の高いサイトと、低いサイトが混在し、アクセスが無くなってしまうことが予測されるサイトでは、早急な対策を迫られています。
「切り替えの日」を無事に乗り切るべく、今後も情報をシェアしていければと思います。
今件に関するYahoo! JAPANのプレスリリース
http://pr.yahoo.co.jp/release/2010/0727a.html
続きは会員限定です。無料の読者会員に登録すると続きをお読みいただけます。
- 会員登録 (無料)
- ログインはこちら
関連記事
2011.02.10
2011.10.07
株式会社インフォアスリート 代表取締役
1976年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科修了。ERP導入コンサルタントとして、企業の基幹システムの導入に携わる。その後、独立して株式会社インフォアスリートを設立。