「ここまでできたのは、理解があるトップがいたからです。」ある中堅バイヤーBさんが遠慮がちに言いました。 ある企業の開発購買の取組について述べます。
私は色々な事情はあったものの、この時にコンサルティングに入りましたが、改革の道筋をたてることもできませんでした。コンサルとしては失格です。そういう面で実は、バイヤーBさんには申し訳なく思っていました。
今回バイヤーBさんの話を聞いて、彼らのやり遂げた(多分まだ途上でしょうが)ことの大きさ、素晴らしさに本当に感銘をうけました。と同時に最大のKFSはバイヤーBさんを含む、改革推進者たちの情熱であり、意思であり、存在そのものであることを改めて実感しました。
またそれ以上に嬉しかったのは、ネットワーク会という場を通じて彼らの改革の経験、苦労、コツを参加者に共有してくれたことです。
よく日本企業の改革推進者は我々のようなコンサルタントに「先進事例」を教えてください、と言います。しかし、自分たちが本気で「変革しよう」とも考えず、他社の手法や事例だけ取り入れることでは上手くいきません。何故ならそこには想いがないからです。
先回の事例も含め、多くの企業で改革成功例が生まれています。これらに共通するKFSは改革推進者の「信念」であり「情熱」だからです。
私はこれからも彼ら改革推進者を応援していきます。
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2009.02.10
2015.01.26
調達購買コンサルタント
調達購買改革コンサルタント。 自身も自動車会社、外資系金融機関の調達・購買を経験し、複数のコンサルティング会社を経由しており、購買実務経験のあるプロフェッショナルです。