サプライヤマネジメントは何故重要なのでしょうか? 技術革新が進む近年においてサプライヤの能力を如何に有効活用していくか、という視点で考えなければならないからです。もっと言うと優秀なサプライヤを如何に抱え込むか、がビジネス推進上の課題だからです。
結果的には3年間でこれら約20社の取引先さんへの発注比率は従来6割程度であったものがほぼ100%に増え、またコスト目標の達成率も大幅に向上しました。
当然のことですが、これは20社以外の取引先とも競合した結果です。
このようにサプライヤマネジメントとは単なるコンセプトだけではなく、実際に効果を上げるための手法なのです。
ですからその重要性や意義は言うまでもないのです。
一方で過度なエコひいきや緊張関係のない協調関係は害にしかなりません。
協調と緊張のバランスを取りながらサプライヤさんとの新たな関係性を作り出す、実際の効果を上げていくことが重要なポイントなのです。
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2009.02.10
2015.01.26
調達購買コンサルタント
調達購買改革コンサルタント。 自身も自動車会社、外資系金融機関の調達・購買を経験し、複数のコンサルティング会社を経由しており、購買実務経験のあるプロフェッショナルです。