~高度成長からバブルを駆け抜け、さらなる未来へ~ 1980年~90年台にかけての日本経済のバブルが膨れ上がって破裂前後の頃の、筆者の商社マン生活を参考に小説化しました。 今も昔も変わらない営業マンの経験する予想を超えた苦楽物語を、特に若手営業マンに対して捧げる応援メッセージとして書きました。
何でマドリッドのこと朝のあの時俺に言わへんねん?
さっき津田沼のおっさんと話したら、君、マドリッド駐在OKしとった
そうやないかい?
あの時言うとったら、まだ間に合っとった!
そやけど、もう人事部に正式に手続きの決定を入れたから、もう手遅れや。
津田沼のおっさん、そらもう、えろうがっかりしてたで」
「ははー、すみませんでした」
< なんで、俺がどなられなあかんねんな。
何で俺があやまらなあかんねんな。
おかしいーやろ。
言えるかいな。 そんなもん。
偉い人から口止めされてんやさかいに。 ほんま・・・ >
数日後人事部から、人事移動通知書が宮田の元に届いた。
「貴職を、南アフリカ講和国 ヨハネスブルグ店 機械部マネージャー
に任命する。 駐在期間は、原則5年とする」
< 5年。 ・・・もかいな。 ふー・・・ >
次号に続く。
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