北米にWeight Watchers(ウェイトウォッチャーズ)というダイエットセンターがあります。ダイエットセンターとはダイエットを目的としたサービス施設のことです。
2)物販(本、食品、ガイドブック、心拍計、雑誌、レシピブック、ウォーキングシューズ、サプリメントなど)
この物販は強制ではないところがWWの特徴です。あくまでも講習会を基本としダイエットに必要な生活技術を学ぶことに集中しています。といってもかなりの売上です。
売上:約340億円
3)ネットプログラム販売
講習会に参加できない人や、自分ひとりで試したい人、ある程度の成果を上げて維持のために続けたい忙しい人向けのプログラムが用意されていて、年々利用者が増えているサービスです。このネットプログラムの充実度だけみても日本と比べてもかなり進んでいると言えます。
売上:約186億円
4)ロイヤリティ費
現在世界17か国に進出しています。
売上:約100億円
■基本となるソリューションはシンプルな2つ!
1)我慢していないと錯覚する食事プラン
実際は食事制限をしているのですが、ユーザーとしては食事制限をしている感覚が少ない。そんなプランを用意しています。
●Frex Plan
WWが一般販売されている食品に独自のポイントが設定されていて、自分の体重にあわせてそのポイント内なら何を食べてもOKというプラン。高繊維・高たんぱく・低脂肪食品を自然と選ぶ癖がつくように設計されています。
●Core Plan
満腹感があり低カロリーの食品を、同上食品リスト内からいくら食べてもOKというプラン。満腹感を作れる食品を選ぶ癖がつくように設計されています。
2)「身近な」成功者との接点
定期ミーティング(講習会)の開催。特長はまとめ役となるグループリーダーの存在。ダイエット成功者で同社の教育を受けた人をリーダーとしています。
さらに、ダイエットに成功した卒業者を「Lifetime Member」として表彰。定期的にミーティングに参加してもらい、その成功談(自慢話)をしてもらい、「身近な」成功体験者との接点づくりをしています。
<Lifetime Memberとして、卒業者との接点を持ち続けるしかけ>
同サービスを利用して減量に成功した人は「Lifetime Member」として表彰され、手厚いサポートがなされます。
●体重維持の重要点に対するレクチャー開催(例)
・自分の体重に合った食事ポイントに切り替えるなどのアドバイス
・5ポンドルールを適用する
(体重が約2.5キロ増えたら、自分が行ったプランを思い出し実行する)
・体重を定期的に測る習慣を身につける など
●定期ミーティングへの参加
Lifetime Memberとしてミーティングに定期的に参加し、意識を持続する。ミーティングには無料で招待され、成功談を話すよう勧められる。
尚、Lifetime Memberの5年後のデータとして、43%が体重をキープ、70%がスタート時より体重減を実現しており、同社のコンセプト「継続的な体重キープ」の実証もなされている。
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