今日は、年末年始のお休み前に、Web担当者が行っておくべきことを 挙げてみましょう。世の中はお休みですが、Webサイトは動き続けますからね。
24時間自動的にサイトの状態をチェックしてくれる
死活監視のサービスを利用するのもいいかもしれません。
【5】セキュリティチェック
夏休みや年末年始は、Webサイトを狙った外部からの攻撃も増える時期。
特に最近では、2009年5月ごろに多くのサイトで猛威をふるった
GENOウイルスが再び勢いを増しています。
GENOウイルスは、感染したパソコンでWebサイトを更新すると、
感染を広げる仕掛けがそのサイト上のページに仕込まれて、
ページ表示は変わらないように見えても、ページを開いただけで
見た人のパソコンがウイルスに感染してしまうもので、
Web担当者にはこれほど怖いものはありません。
また、感染したサイトはGoogle検索などで
「このサイトはコンピュータに損害を与える可能性があります」
と表示されてしまうので、検索エンジンからの誘導も激減してしまいます。
休暇に入る前に、
・関係者が利用しているパソコンが感染していないかチェック
・サイトにウイルスを仕込まれていないかチェック
しておきましょう。
パソコン側のチェックは、ウイルス対策ソフトのパターンファイルを
更新してチェックすれば大丈夫でしょう。
また、Adobe ReaderやFlash Playerを最新バージョンにしておくのは
Web関係者の最低限のマナーとなっています。
詳しくは以前のコラム記事をご覧ください。
・GENOウイルス対策 - Web担当者と制作会社が最低限するべきこと
→ http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2009/09/01
サーバー側のチェックは少し面倒です。
シマンテックやトレンドマイクロのツールではチェックできないし、
動的に生成しているページではさらにチェックが難しくなるからです。
簡単にチェックするだけなら、
Googleセーフブラウジングというサービスを使うといいでしょう。
次のURLの最後に、自分のサイトのURL(「http://」を除く)を入れて
アクセスしてみてください。
http://www.google.com/safebrowsing/diagnostic?hl=ja&site=
Web担の場合の表示はこんな感じです。
http://www.google.com/safebrowsing/diagnostic?hl=ja&site=web-tan.forum.impressrd.jp
ただし、Googleセーフブラウジングは
すべてのページをチェックしているわけではありません。
Web担のサイトで試してみると、サイト全体では4万ページ以上
インデックスされているのに、過去90日間にチェックされたページは
43ページだけでした。
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2008.09.26
2010.04.20

安田 英久
株式会社インプレスビジネスメディア Web担当者Forum編集長
企業のウェブサイト活用やウェブマーケティングに関するメディア「Web担当者Forum」(http://web-tan.forum.impressrd.jp/)を運営しています。
