昨年(2006年)11月1日、 「日本で始めて」という触れ込みで、 「ペルソナデザインセミナー」 が開催されました。 私も、「これは見逃せないぞ!」と 満を持して当セミナーに参加したのですが、 「ペルソナ」 をデザイン(作成)するための基本的な知識と、 最新の動向を知ることのできたすばらしい内容でした。
「感情へのアピール」
ができていることです。
たとえば、ダンスビデオなどの動画が
ふんだんに使われている
「ナイキ」
のサイトは、単なる商品紹介やeコーマスに止まらず、
ユーザーの気持ちをかきたてることを意識した
「望ましいサイト」
のひとつです。
すなわち、「望ましいサイト」とは、
「理想的な顧客体験」(カスタマーエクスペリエンス)
を提供できるサイトです。
ただ、従来の
「粗いターゲットセグメント」
では、「理想的な顧客体験」を
設計することが困難でした。
そこで、「ペルソナ」の登場となります。
まるで実在の人物であるかのように詳細なプロフィールを
生き生きと描く「ペルソナ」を中心に置くことによって、
「理想的な顧客体験が提供できるWebサイト」
の設計が可能になるというわけです。
ちょっと気取った言い方をさせてもらえば、
サイト構築のトレンドは、
「ユーザビリティ」から「デザイアビリティ」
へと移りつつあるということでしょうか。
*ケリー・ボーディング氏の話は以下の記事から
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2007.09.25
2008.05.13
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー
これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。