通信販売各社が、 「寄付付き商品」 に力を入れ始めています。
しかも、ブランディング効果は、
ほとんどないでしょう。
ですから今後は、
奇をてらったクローズド懸賞よりも、
販売促進とブランディングの一石二鳥が
期待できる
「社会貢献に関連したオファー」
がますます増えていくのではないでしょうか?
もちろん、
「寄付」
を販売促進のための小手先の手段として、
安易に採用するのは止めるべきでしょう。
そもそも、企業活動全体との
整合性や一貫性
に留意する必要があります。
社員に対して、
「ブラック企業」
などと言われてしまうような劣悪な
処遇をしている企業が、偉そうに
「寄付マーケティング」
に取り組んでも、消費者は、
その企業の浅はかさを
すぐに感じ取ることでしょう。
また、早速始めたはいいが、
・さほどの効果がなかったから
・あるいは企業収益が低下してきたから
といった理由であっさり止めてしまうと、
かえって消費者の不信を買い、
ブランドイメージの低下
につながること必至でしょうね。
(参考文献)
『幸福の方程式 新しい消費のカタチを探る』
(山田昌弘+電通チームハピネス著、
ディスカバー・トゥエンティワン)
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『「ワタシが主役」が消費を動かす-
お客様の“成功”をイメージできますか?』
(日野佳恵子著、ダイヤモンド社)
→アマゾンはこちらから
『ソーシャル消費の時代 2015年のビジネス・パラダイム』
(上條典夫著、講談社)
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2012.11.21
2015.07.10
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー
これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。