会社や経営者への不信感、反発が爆発的エネルギーを呼ぶ、そんなことはないでしょうか? 身近に起きている例で、プロ野球パリーグがおもしろそうなので、「ネゴシエーション」の視点からクローズアップしてみます。
今急にごたごたが始まった訳でなく、昔から優勝監督を追っ払うようなことをしてきた前科がたくさんあり、それでもファンが結果として離れなかったことに、阪神は大きな自信をもっていると推測します。
しかし片や楽天はどうでしょう?経営規模で阪神電車等比較にならない巨大産業・楽天は、ベンチャーの雄であり、新進企業の大成功者です。しかし阪神にあって、楽天には無いものがあります。それは楽天がまだ「伝統」企業ではないということです。
親子3代で楽天ファンがいない、地域に密着してるような、どうなのかまだよくわからない、この足腰の弱さがコーポレートイメージという部分にヒビが入った時、果たして何が起こるのでしょうか。
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私の予想です。(ここから先はくだらないので読まないで可)
楽天・野村監督は苦戦の末、ついにリーグ優勝を果たします。
しかしその野村監督を待っていたのは球団社長からの「感謝状」という名の解雇通知。しかし既に退任の覚悟を決めている野村氏は、反発したりせず、感謝状を受け取るべく手を伸ばします、そこで球場に突然テーマ音楽が!!
♪ノーチャンス♪のテーマ。
大手を振って現れたのはオーナー・三木谷社長。
そして、球団社長にニコニコして近づき、その感謝状を奪い取ります。そしてその感謝状を、何と球団社長に手渡し、「You Are Fired!(お前はクビだ!」と叫び、野村氏を終身監督に任命します。
球場中から響く♪ナナナーナ♪の「サヨナラの歌」ですごすご引き下がる球団社長。
どーでしょうか、これで一気に三木谷氏の人気、上がらないで・・・・・・・すね(自爆)。
スイマセン。盗作とか言われる前に、このストーリーはアメリカのプロレス団体WWEがしょっちゅうやってる、悪のオーナー、ビンス・マクマンによる現場介入ストーリーからインスパイアされました。(とりあえずインスパっときゃ著作権は大丈夫らしいんで・・・)これと全く同じストーリーがあった訳じゃないけど、WWE見てる人なら、いかにもやりそうな脚本とおわかりいただけるのではと思います。
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2010.03.20
2015.12.13
株式会社RMロンドンパートナーズ 東北大学特任教授/人事コンサルタント
芸能人から政治家まで、話題の謝罪会見のたびにテレビや新聞で、謝罪の専門家と呼ばれコメントしていますが、実はコミュニケーション専門家であり、人と組織の課題に取組むコンサルタントで大学教授です。 謝罪に限らず、企業や団体組織のあらゆる危機管理や危機対応コミュニケーションについて語っていきます。特に最近はハラスメント研修や講演で、民間企業だけでなく巨大官公庁などまで、幅広く呼ばれています。 大学や企業でコミュニケーション、キャリアに関する講演や個人カウンセリングも行っています。