「こんなにイイのにナゼ売れないの?」という思い、恐らく商品やサービスを開発した方なら一度や二度は経験されている「心の叫び」ではないだろうか。 しかし、「売れない」理由はある程度古典的なフレームワークで説明できる。
今回ご紹介したワールドビジネスサテライトが取り上げた、「フマキラー・ベープマット」の事例は上記の通り、「観察可能性」に問題があり、その部分を克服することで、「線香」から「電気式マット」へというイノベーションに成功したわけである。
しかし、我々のビジネスにおいて、「こんなにイイのにナゼ売れないの?」というケースは多々あるだろう。
前述の通り、E..M.ロジャースの「イノベーション普及学」の正しい解釈は少ない。
また、「イノベーション普及速度」というフレームワークは忘れられて久しいのではないだろうか。
自らの製品・サービスの普及に疑問符が点灯した時、是非とも思い出し、活用して欲しいと思う。
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2007.12.27
2008.02.13
有限会社金森マーケティング事務所 取締役
コンサルタントと講師業の二足のわらじを履く立場を活かし、「現場で起きていること」を見抜き、それをわかりやすい「フレームワーク」で読み解いていきます。このサイトでは、顧客者視点のマーケティングを軸足に、世の中の様々な事象を切り取りるコラムを執筆していきます。