大学は研究の成果を“わかりやすく”例示しよう!

大学では様々な研究室で、意義のある研究活動が行われています。 意義のある活動には、国も積極的に支援しています。 しかし、国民に活動内容がわからないままでは、癒着の温床として、反発すら招きます。 企業の営業担当は、発注を勝ち取るために、“わかりやすく説明すること”が求められます。 大学の研究でも同じではないでしょうか…?

すいません、まったくわかりません。。。

東京大学工学部都市工学科(都市環境工学コース/当時は環境・衛生工学コース)、古米教授の研究。

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水資源の局在性に対応するため、ユビキタス型水資源となりうる雨水、地下水、再生水の利用を見直し、新たな水質リスクや水質安定性の評価手法、環境コスト評価や利用者選好を考慮した水利用デザイン手法を開発します。
さらに、気候変動を想定した都市圏の水資源の利用戦略を創出することを目指し、流域圏の気象・水文変動や水量・水質変動の予測を行い、供給と需要のバランスのとれた調和型の都市圏水利用システムを提案します。
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抽象的にはわかりますけど、何やっているか皆目検討がつきません…

CREST側に提出する「研究内容のまとめ」はこれで良いと思うんです。専門的な方が判断されるわけですから。
しかし、ここに掲載されて「ほら、これ見てよ!」と叫ぶだけでは、素人の心は動きません。

「だってわかんないもん。」

そして、わからないままでは、これから一番、研究に必要な「若い人材」の心を引き付けることはできません。

いい研究だからこそ、PR努力を。
それは、“わかりやすく”例示すること。
世の中のどんなところで役に立っているのか、ほんの1つの例でいいので、事例を紹介して欲しい!

そうすればきっと、若い人材が、「研究」にもっともっと、目を輝かせるはずですから。。。

※本記事は、高等教育総合研究所からの情報提供ならびに依頼を受け、大学に関することを定期的に執筆する活動の一環としてしたためています。

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寺西 隆行

寺西 隆行

(株)Z会

文部科学省広報戦略アドバイザー 経済産業省「未来の教室」教育・広報アドバイザー 三島市GIGAスクール推進アドバイザー 等

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