日本では、親族が亡くなった後、 初七日、四十九日、初盆・・・ と、かなり頻繁に遺族が集まる風習(法事、または法要) がありますよね。 これにはどんな「意味」があるのか、 考えたことがありますか?
ここまで書けば、
「法事」
の深い意味がもうおわかりでしょう。
死者の「たたり」を鎮め、不幸を予防するための
「仕組み」
として確立されたのが、
初七日、四十九日、初盆
といった法事だったのです。
一見、単なるしきたり、風習、伝統としか思えない
私たちの行動の奥には、しばしば深い意味が潜んでいます。
心理学には、
「文化心理学」
という研究分野が存在するのはご存知でしょうか?
「遺族ケア」の話は、
人の行動をよりよく理解するためには、私たちが持つ様々な
「文化や伝統」
についても深く掘り下げる必要性を感じさせてくれますね。
「遺族ケア」の出典:ドクターズマガジン No.94 September 2007
柏木哲夫氏(淀川キリスト教病院名誉ホスピス長/
金城学院大学学長)とカール・ベッカー氏
(京都大学大学院人間・環境学研究科教授)の対談
続きは会員限定です。無料の読者会員に登録すると続きをお読みいただけます。
- 会員登録 (無料)
- ログインはこちら
関連記事
2007.09.04
2007.09.06
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー
これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。