「やるべきことを普通にやる それでいいんじゃないですか? こだわりってそういうことでしょ」(北野武)
「正ちゃんの時計修理blog」をもう一度見直してみる。
やはり、実に淡々と修理の様子が綴られていることがわかる。目の前に修理を依頼された時計がある。自分には習得した技術がある。その技術で顧客が満足するように修理を施す。
それがBlogという「こだわり」の形になったのだろう。
北野武氏はこうも言う。
「未来というのは結局この一瞬一瞬の積み重ねなんだ。この今の延長に未来がある。遠い未来もこの瞬間の積み重ねなんだよな」
日々淡々と、修理の仕事をこなし、Blogを更新する。それらの積み重ねが、メディアに取り上げられたり、Blogを通じて全国に知られたりして、修理依頼が増える。全ては積重ねの結果なのだ。
「できることを日々淡々と積重ねること」。当り前でも、なかなかできないことの大切さを、時計修理職人のBlogは教えてくれる。
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2015.07.17
2009.10.31
有限会社金森マーケティング事務所 取締役
コンサルタントと講師業の二足のわらじを履く立場を活かし、「現場で起きていること」を見抜き、それをわかりやすい「フレームワーク」で読み解いていきます。このサイトでは、顧客者視点のマーケティングを軸足に、世の中の様々な事象を切り取りるコラムを執筆していきます。