【夏の雑信】休暇中にワーク/ライフバランス問題をこんな目線で考えてみました。
そして、さらには、その仕事に対し、
全人的に健全的に没頭できるか、できないか、です。
たとえ組織の中で、能動・快活的に働いている場合にも、
やはり先に述べた組織人格と個人人格の乖離の問題は少なからず起きるもので、
そうなると全人的なところから抜け欠けるところがあり、
その点で、
「ワーク/ライフブレンド」という状態は、
個人単位に近い形で働いている人のほうがよりなりやすいのではないでしょうか。
「仕事に“働く”人は不幸であり、
仕事に“遊ぶ”人は幸福である」・・・
詳細の出所は忘れましたが、かの美食家にして芸術家の北大路魯山人が
こんなようなことを言っていたと記憶しています。
『遊ぶように働く』とは、私の独立後のモットーでもあります。
もちろん、“遊ぶ”とは、
消費的な遊興ということではなく、
自らの事業に真剣に夢中になり、
自分の想った価値を世の中にぶつけて、その反応を楽しむ、
そしてライバル他社とは競争ではなく、競創と共創を楽しむ、
そして最終的に、お客様から「払ってもいいよ」というお金をいただく、
という遊びです。
1日や1年のうちに、休みたいときに休み、仕事をやりたいときに仕事をやる。
そうしたワーク/ライフが無境界にクロスオーバーする働き様、生き様を
楽しむ生活が板についてきた昨今です。
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2007.08.30
2007.09.04
キャリア・ポートレート コンサルティング 代表
人財教育コンサルタント・概念工作家。 『プロフェッショナルシップ研修』(一個のプロとしての意識基盤をつくる教育プログラム)はじめ「コンセプチュアル思考研修」、管理職研修、キャリア開発研修などのジャンルで企業内研修を行なう。「働くこと・仕事」の本質をつかむ哲学的なアプローチを志向している。