今や世の中右も左もデジタル一色である。地デジ放送、デジタル家電、デジタルゲーム、デジタルムービー、デジタルカメラ、DVD、インターネットカフェなどなど。 デジタル化大いに結構! お陰で世の中便利になりました。ありがとう。ただ、その背後には大きな弊害があることも認識して、 改めてアナログの世界も大事にして、バランスよく生きませんか? だって、我々は本当はアナログの世界で生きているのですから。
曹禺例: あるオフィスでの、新規プロジェクトのキックオフミー
ティングにて
先輩A 「おはよう!」(会議を主催した先輩が、10分遅れて
来た社員に対して百歩譲って明るく挨拶)
後輩B 「・・・・」(目線は絶対あわさず、ぺこっと頭下げ、
会釈だけして、自分の席へそそくさと行って着席。
たとえそれが初対面であっても)
先輩A 「・・・・???」
初対面なのに、挨拶もせず、ぬっと現れ、机に座るや否やパソコン
をおもむろに開いて、OSを起動させ、会議の出席者とも目も合わ
そうせずカタカタと打ち始める宇宙人。
◆ケーススタディ4: 「メール命(いのち)星人」
生息星: アウトルック星
星人特性:アウトルック星の宇宙人のコミュニケーションは、全て
eメールという手段のみで行われ、例え目の前にいるもの
に対してもeメールを使うことを主とするという固い
星則がある。
別名、「メール中毒星人」ともいわれている。 会議中にもかかわ
らず、会議が始まる前からパソコンを覗き込んで、メールのやり
取りにいそしんで、その会議の進行役や、出席者の発言を聞かないで
(この宇宙人は聞いているのか、聞いていないのか、それさえも
よくわからない)、会議の輪の中に全く入ろうともせず、とりあえず
出席だけしている宇宙人。
◆ケーススタディ5: 「何でも知ってる思いこみ星人」
生息星: グーグルヤホー星
星人特性:別名「情報ハンドル星人」とも呼ばれる。 ビジネス
プランなどを作るという際、インターネット検索サイト
の使い方に手馴れているため、多数の情報を瞬時に収集
し、それを分析し、まとめる能力にはやたら長けている
が、何も無いところから、自分の目や感覚で一から現場
や現物の環境や状況から本質を読み取って、それを情報
化するのがとても下手な宇宙人。 クリエイティブな目
をもった洞察能力の退化が激しい。 インターネットの
情報は所詮誰かのフィルターを通して作られた人工物に
すぎないことに気づいていない。
◆ケーススタディ6: 「バーチャル喧嘩だけ得意星人」
生息星: アウトルック星
星人特性:特殊な感情激化パターンをもつ宇宙人。メールで感情的な
議論を展開し、ますます議論がかみ合わずに、いくところ
までいってしまうことを得意とする。 会って話してみる
とメールの内容とは全く違った話で進むことがほとんど
である。
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