さー帰ろう。 アンチ・デジタル社会へ!

2009.06.06

ライフ・ソーシャル

さー帰ろう。 アンチ・デジタル社会へ!

三宅 信一郎
株式会社BFCコンサルティング 代表取締役

今や世の中右も左もデジタル一色である。地デジ放送、デジタル家電、デジタルゲーム、デジタルムービー、デジタルカメラ、DVD、インターネットカフェなどなど。 デジタル化大いに結構! お陰で世の中便利になりました。ありがとう。ただ、その背後には大きな弊害があることも認識して、 改めてアナログの世界も大事にして、バランスよく生きませんか?  だって、我々は本当はアナログの世界で生きているのですから。

◆その銀河の中には、まともな地球人からすると考えられない変わ
った星がいくつもあり、そこには健全な地球人には見られない奇妙
な宇宙人が独自に進化し、生息しているようであります。

◆その宇宙人が、インターネットというネットワークが地球上に
現れだした頃から、地球人の姿にカモフラージュして頻繁に地球の
あちこち(特にIT系企業のオフィスなど)に出現し、もともとアナ
ログの地球社会に多くの摩擦や不愉快かつ場合によっては深刻な社会
問題を起こし、古き良き地球人のもつライフスタイルやビジネス
ライフとあつれきを起こしているのであります。

◆その数ある遭遇例のほんの一部の宇宙人らを紹介しましょう。

◆ケースススタディ1: 「メール送ってますけど星人」

生息星: アウトルック星
星人特性:アウトルック星の宇宙人のコミュニケーションは、全て
      eメールという手段のみで行われ、例え目の前にいるもの
      に対してもeメールを使うことを主とするという固い
      星則がある。

遭遇例: あるビジネスマン同士のオフィスでの会話

先輩A 「えっ? いつそんな話になったんだ? 聞いてないぞ?」
若手B 「先日メールで連絡したじゃないですか。他の連中は皆
     知ってますよ?」
先輩A 「そんな大事な件なら、昨日会ったときに言ってくれる
     とか、電話で確認ぐらいしてくれよ! 全く!」

というような、どこの会社でもよくある会話。 この宇宙人のお陰で
どんどんコミュニケーション下手になっていく地球人ビジネスマン達。

◆ケーススタディ2: 「挨拶出来ない星人」

生息星: 主にアウトルック星(まれにデジタルゲーム星にも)
星人特性:アウトルック星の宇宙人のコミュニケーションは、全て
      eメールという手段のみで行われ、それを主とするという
      固い星則がある。
      この宇宙人は二面性の人格をもっている。メールでは
      とても親しげな調子で会話を交わすことができるが、
      実際会ってみるとにこりともしない宇宙人。

遭遇例: あるオフィスでの会話 

先輩A  「おはよう!」
後輩B  「・・・・」(目線は絶対あわさず、ぺこっと頭下げ、
      会釈だけ!)
先輩A  「・・・・」

◆ケーススタディ3: 「バーチャルだけ会話でき星人」

生息星: 主にアウトルック星
星人特性:アウトルック星の宇宙人のコミュニケーションは、全て
      eメールという手段のみで行われ、それを主とするという
      固い星則がある。
      この宇宙人は「挨拶出来ない星人」のいとこである。
      二面性の人格をもっていることは共通しているが、メール
      でも冷たく、かつ実際会ってみるとにこりともしない
      極めてとっつきにくい宇宙人。

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三宅 信一郎

株式会社BFCコンサルティング 代表取締役

事業力強化・新規事業開発・創業支援コンサルタント 自動認識基本技術者 (JAISA:(社)日本自動認識システム協会)認定

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