最近、カタログに書いてあるようなことしか語れない営業マンが増えているという。そこで商品語りの達人、スミ利文具店の藤井稔也さんに商品を紹介するコツを聞いてきた。 [郷好文,Business Media 誠]
全部YESだが、語れない根本原因は“主語が自分じゃない”から。その商品の真ん中にあることを見抜けるか見抜けないか、「見抜こう」の緊張感があるか、「見抜けた」の充実感があるか。それが語りの原点である。
当事者意識が薄いと「今ならお買い得です」と在庫を縮小したい売り手の都合を語る。「とても人気がある商品です」は“販売実績”語りに過ぎない。開発者や企画者の“代理人意識”で語れるはずがない。見抜くから撮影ポイントが定まり、伝えたいことが語りになり、主語のあるメッセージになる。
だがしっかり見抜けば欠点も見えてくる。欠点をどう語ればいいか? 藤井さんは「少々惜しい点(悪い点ではない)がある商品のほうが、逆に紹介しやすいですし、そこをきちんと説明すれば、むしろ安心しておすすめできます」と語る。
惜しい点も語れば、お客さまの不安を取り除き、売り手の良心も確保される。だが“惜しい点”語りだけだと「惜しいな、改良品を待つよ」と言われるのでご用心。
クリエイター支援事業:『くらしクリエイティブ "utte"(うって)』
著書:
・「ナレッジ・ダイナミクス」(工業調査会)
・「21世紀の医療経営」(薬事日報社)
・「顧客視点の成長シナリオ」(ファーストプレス)
ブログ:「マーケティング・ブレイン」
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